ChatGPTが人間のように話す新機能、公開延期
OpenAIは6月26日、公式Xアカウントを通じてChatGPTの高度な音声モードに関する情報を発表。当初、6月下旬を予定していたアルファ版の提供を1ヵ月延期することを明らかにした。
アルファ版のリリース基準に到達できず
ChatGPTの高度な音声モードは、AIが人間の感情(音声のトーン)や非言語的な合図を理解することで、リアルタイムでより自然な会話を実現できる機能。同社は5月に開催したイベントで導入を予告し、一部ユーザーへのアルファ版の提供を6月下旬に開始するとしていた。
OpenAIはXのポストで、同モードが現状ではアルファ版のリリース基準に達していないと説明。特定のコンテンツを検出して拒否する機能や、ユーザーエクスペリエンスの改善に取り組むため、追加で1ヵ月の開発期間が必要としている。
同社は今後、各機能の改善や、多数のアクセスを受けた状態でリアルタイム応答を維持するためのインフラ整備をすすめ、2024年秋にはすべての有料プラン(ChatGPT Plus)ユーザーに高度な音声モードを提供する予定だ。
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