【バレー男子】日本大熱戦 世界3位スロベニア撃破で52年ぶり決勝進出!石川「しっかり我慢できた」
バレーボール男子メンバー
バレーボールのネーションズリーグ男子決勝トーナメントは29日(日本時間30日)、ポーランドで準々決勝が行われ、世界ランク2位の日本が、同3位のスロベニアを3-0で破り、決勝進出を果たした。主要国際大会での決勝進出は、金メダルを獲得した72年ミュンヘン五輪以来、52年ぶり。またネーションズリーグとしては初の決勝進出を果たした。メダル獲得が期待されるパリ五輪に向けても視界良好と言える白星となった。30日(同7月1日午前3時)にフランスとの決勝戦に臨む。
スロベニアには、今大会の福岡ラウンドで3-1と勝利。その際は、西田が26得点、高橋藍が16得点、石川が12得点を挙げた。今回は高橋不在だったが、進撃は止まらなかった。
第1、第2セットを粘りながらも連取。エース石川、西田の活躍で先手を奪う。第3セットはデュースまでもつれるが、最後は31-29と大熱戦を制して、チームはグラウンドで歓喜して決勝進出を喜んだ。
石川は試合後「内容は良い試合ではないが、しっかり我慢できたのが要因。1セットも落とすことなく勝てたのは評価できる。ディフェンスは僕たちの強み。入った選手が活躍して勝てた。(決勝戦は)やることは変わらない。初めての舞台なので、決勝がどういうものかをイメージしながら、五輪につながる試合になる」と話した。
日本は27日(同28日)に行われた準々決勝でカナダを3-0と圧倒。エース石川が両チーム最多の26得点を挙げるなどけん引していた。
世界ランク3位のスロベニアはパリ大会が五輪初出場。組み分け抽選会では、開催国フランスと同じA組(日本はC組)に入った。昨年のパリ五輪予選B組では米国、日本に次ぐ3位で出場権を逃したが、今年のネーションズリーグ1次リーグ後の世界ランクでパリ行きを決めている。