【ラジオNIKKEI賞】シリウスコルトが最内枠から圧逃決める
シリウスコルト=美浦トレセン(撮影・塩浦孝明)
シリウスコルトが開幕週の利を存分に生かし、圧逃劇を披露する。
夏のローカル開催がスタート。福島は絶好の芝状態で、小回りの形態も相まって内、前は簡単には止まらない。そんな状況下で絶好の最内枠を引き当てた。2走前の弥生賞ディープ記念で逃げ粘り3着に好走。自慢のスピードは重賞で通用することをすでに証明している。皐月賞は14着に敗れたが、ハイペースを2番手で運んではさすがに息切れ。流れが向かなかったものと考えていい。
休養を挟み、心身ともスケールアップ。26日のWコースで自己ベストに並ぶラスト1ハロン11秒5をマークし、「放牧を挟んで戻ってきてから、落ち着いていますね。馬体の張りもいいし、先週から良くなってきています」と、最後の夏となる福島出身の宗像調教師も好感触。快速を生かし、夏の福島で重賞初Vだ。
〝究極の3連単〟は1着にコルトを固定。相手は5頭の計20点で勝負だ!(夕刊フジ)