フロム・ソフトウェアの宮崎英高、『ELDEN RING』の映画化は「強力なパートナーなら」検討できる
“I don’t see any reason to deny another interpretation...".
フロム・ソフトウェアの宮崎英高は、2022年に発売した大人気アクションRPG『ELDEN RING』の翻案にオープンだと明かしたが、それは「強力なパートナーが関与する場合」のみに限られると語っている。
The Guardianのインタビューで宮崎は、「『ELDEN RING』の他の解釈や翻案、例えば映画化を否定する理由はないと思います。ですが、私自身やフロム・ソフトウェアには、別の媒体で何かを制作する知識や能力があるとは思えません」と述べた。
『ELDEN RING』は高難易度のゲームだが、謎に満ちたファンタジーの世界を別のフォーマットに翻案するのも同様に難易度が高いはずだ。『ELDEN RING』は宮崎がディレクターを務めた他の数多くのゲームと同様、断片的に語られる難解なものになっている。その真相を知るヒントは、曖昧なアイテムの説明やNPCの会話に隠されているのだ。
プレイヤーが自由に探索して自然に答えを探し求めることが可能なビデオゲームだからこそ可能なストーリーであり、容易に映画化できるものではないはずだ。とはいえ『ELDEN RING』には、『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者であるジョージ・R・R・マーティンが手がけた舞台設定があるため、宮崎の信頼を勝ち取ったパートナーが探求できる伝承は豊富にあり、同氏は脚色に関心があると語っている。
「強力なパートナーが必要になってくると思います。一緒に何を達成しようとしているのか、強固な信頼を築いて合意に至らないといけませんが、関心があることは確かです」と宮崎は述べた。
現段階で具体的な予定こそ明かされていないが、多くのゲームが映画化されている昨今、『ELDEN RING』もそのうちに含まれる可能性は突飛なアイデアではないと言えそうだ。