骨盤や背骨を動かし、インナーマッスルを刺激する「身体を目覚めさせるストレッチ」
背骨を1 個ずつしなやかに動かす
頑張ってダイエットしているのに、なかなか痩せない、下腹がヘコまない…。そんな悩めるダイエッターにおすすめしたいのが、「めぐ先生」こと、人気パーソナルトレーナー・許恵(きょめぐみ)さんが教える「締めトレ」。10年以上ダイエット指導を行う中で、スルスル痩せていく人と、なかなか痩せられない人がいることに気づき、その差に着目して考案したトレーニングです。
めぐ先生によると、なかなか痩せられないのは、膣の周りの筋肉(骨盤底筋群)が緩んでいるから。逆を返せば、その筋肉を鍛えればダイエットはスムーズに進むと言います。複数の筋肉をまとめて鍛える「締めトレ」で、自分史上一番ぺたんこな下腹を目指しませんか?
※本記事は許恵著の書籍『下腹やせ! 1分締めトレ』から一部抜粋・編集しました。
ここに効く
ここに効く
骨盤を動かしペタ腹の基礎をつくる
骨盤転がし(20回✕1セット)
START
足を腰幅に広げ手を腰に当てる
足を腰幅に広げ手を腰に当てる
1.骨盤を前に倒す
下腹を床に向けるように、骨盤を前傾させます。頭から足首まで、一直線をキープすることを意識しましょう。
骨盤を前に倒す
骨盤といっしょに上体が前に倒れる
2.骨盤を後ろに倒す
今度は下腹を上に向けるように、骨盤を後傾させます。1、2を20回くり返しましょう。
骨盤を後ろに倒す
上体が後ろに倒れる
POINT
・体は真っすぐにキープして骨盤だけを前後に動かす
・慣れたら、前に倒しながら吸い、後ろに倒しながら吐く
ここに効く
ここに効く
背骨を1個ずつしなやかに動かす
キャット&カウ(20回✕1セット)
START
よつんばいになる
よつんばいになる
1.背中を丸める
手が肩の真下になるように位置を調整しましょう。そのまま息を吐きながら、ゆっくりと背中を丸めます。
背中を丸める
2.背中を反らせる
今度は息を吸いながら、背中を反らせましょう。1、2を20回くり返します。
背中を反らせる
POINT
・ゆっくりと呼吸しながら、呼吸と動きを連動させる
・背骨をしならせることを意識する
ここに効く
ここに効く
おなかに力を入れる感覚を養う
あおむけドローイン(20回✕1セット)
1.あおむけになりひざを立てる
あおむけになり両ひざを立てます。体はリラックスさせましょう。そのまま大きく息を吸います。
※写真はおなかの動きが分かるよう手を上げています。手の位置はどこでもOK。
あおむけになりひざを立てる
2.息を吐きながらおなかをヘコませる
口から細く長く息を吐き、同時におなかをヘコませます。このとき下腹に力を入れて腰を丸め、腰と床のすき間を埋めることを意識。1、2を20回くり返します。
息を吐きながらおなかをヘコませる
POINT
・息を吐き切るまでおなかをしっかりヘコませる
・腰を床から浮かせず、床に押しつけるイメージで
■コツをつかめば立ったままいつでもできる
コツをつかめば立ったままいつでもできる
あおむけは、体重を支えなくてもいい分、おなかの動きに集中できるのがメリット。慣れたら立ったままでもドローインできます。信号待ちなどのときに、息を吐きながらおなかに力を込めてみて。
著=許恵/『下腹やせ! 1分締めトレ』