バウアー、MLBを提訴する可能性示唆「10億ドル単位のお金を失うことになる」識者が見解

元DeNAで現在メキシカンリーグでプレーしているトレバー・バウアー投手（33）がMLBを提訴する可能性を示唆したと、米FOXニュース電子版が21日（日本時間22日）、伝えた。

バウアーは昨季1年間、DeNAでプレーした後、メジャー復帰を目指し退団。だが女性に対する暴行疑惑のイメージがいまだに消えないため獲得球団が現れず、メキシカンリーグでプレーを継続している。

同記事は、野球データ分析の父と呼ばれるビル・ジェームズ氏がX（旧ツイッター）で「MLBがバウアーと契約するよう球団に働きかけなければ、訴訟で10億ドル（約1550億円）単位のお金を失うことになる」と見解を投稿。それを受けたバウアーが「そのような方向に進むことは本意ではないが、現在のように球界から締め出され続ければ、他に選択肢はないかもしれない」とした。さらに「そうならないことを願っている。そして、まったく起こってもいない虚偽の告発によって奪われた僕のキャリアを取り戻したい」とつづった。

バウアーは21年まで10年間メジャーでプレーし、レッズに所属した20年にはサイ・ヤング賞を受賞。通算83勝69敗、防御率3・79をマークしている。日本では19試合に登板し10勝4敗、防御率2・76だった。

元DeNAでメジャー復帰を熱望しているトレバー・バウアー（2024年3月撮影）