「今永昇太は怒りに燃えている。『俺は山本由伸と同レベルだ』とね。いまや、サイ・ヤング賞争いの先頭を走っている」米解説者がべた褒め
今永昇太(AP)
◇15日(日本時間16日)MLB カブス5―1カージナルス(シカゴ)
カブスの今永昇太投手(30)は、地元のカージナルス戦に先発。同地区ライバルとの初顔合わせはメジャー自己最多の103球で7イニングを4安打1失点に抑え、7勝目(1敗)を挙げた。無四球で6奪三振。
カブスの鈴木誠也外野手(29)は「5番・右翼」で3打数2安打、1四球1得点だった。
これで今永の防御率1・89はメジャー全体で3位。WHIP0・99はリーグ5位、9イニング相当の与四球率1・30は同トップ、奪三振/与四球7・09は同2位。
7回はこの日最後の103球目だった外角スイーパーでドノバンを空振り三振に打ち取り、何度も吠えながら拳を2度振り下ろしてガッツポーズした。
2003年の新人王左腕、米放送局FOXスポーツのドントレル・ウィリス解説者は「感情を爆発させるのがいいね。今永昇太は怒りに燃えている。拳を振り下ろしたのは1度じゃない、2度だ。『俺はロサンゼルス(ドジャース)にいる山本由伸と同レベルだ。サウスポーだ。俺を見過ごすな。最高の投手なんだ』とね。そしていまや、サイ・ヤング賞争いの先頭を走っている」と評した。
ちなみに、同日時点で米大手ブックメーカーのFOXベットによるナ・リーグのサイ・ヤング賞オッズは、1番人気がフィリーズのウィーラー(2・8倍)。以下はフィリーズのスアレス(9倍)、ドジャースのグラスノー(9・5倍)、さらに今永とブレーブスのフリード、ジャイアンツのウェブが4番人気の15倍で続いている。(写真はAP)