大谷翔平、2戦ぶり26号で初の「スプラッシュヒット」なるか ジャイアンツ戦「1番DH」スタメン
ドジャース・大谷翔平(ロイター)
◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(29日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日午前8時15分開始予定)、敵地・ジャイアンツ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。日本人初となる「スプラッシュヒット」、本塁打キングを独走する26号本塁打に期待がかかる。
前日の28日(同29日)は史上4人目となる3試合連続先頭打者本塁打が出るかに注目が集まったが、球審の微妙な判定にも泣かされて1打席目は3球三振。5回1死三塁の3打席目は申告敬遠で歩かされるなど、3打数1安打で2試合連続本塁打と10試合連続打点が止まった。チームもサヨナラ負けで4連勝がストップ。ロハスが安打を放てば24戦全勝だった不敗神話も終わった。
「スプラッシュヒット」にも注目だ。オラクルパークの右翼場外のマッコビー湾に飛び込む本塁打は「スプラッシュヒット」と呼ばれ、ボートに乗った人たちがホームランボールに群がる光景は名物となっている。正式認定されるのはジャイアンツの選手が放った103本のみだが、日本人ではこれまで1度もない特大弾に期待大。5月14日(同15日)に大谷は右中間最深部へ446フィート(約136メートル)のアーチを放ったが、飛んだ方向が中堅寄りだったことで海まで届くことはなく、「打った瞬間(場外まで)いくかなと思ったんですけど」と悔しさをにじませていた。
ジャイアンツの先発は、エリック・ミラー投手(26)。今季メジャーデビューした左腕で、ここまで39試合に登板して2勝2敗、防御率3・79。7度の先発があるが、いずれも2回を投げきらずに降板しており、短いイニングのみの登板となる「オープナー」での起用が濃厚だ。大谷は今季2打席で対戦して2三振。今季は左腕に対しても打率2割9分5厘をマークしており、3度目の正直を狙う。
ここまで米通算打点は498。日本人ではイチロー(780)、松井秀(760)に次ぐ3人目の通算500打点も残り「2」に迫っている。日本人初の米通算200本塁打へも残り「4」。盗塁を決めれば、米通算103盗塁で松井稼(102)を抜いて、イチロー(509)に次ぐ日本人単独2位に浮上する。前日28日(同29日)終了時点で25本塁打、打率3割2分2厘がリーグトップ。61打点はオズナ(ブレーブス)の67、ボーム(フィリーズ)の65に次ぐリーグ3位で、三冠王も見えている。
大谷は前日28日(同29日)終了時点でチーム83試合中、80試合に出場。314打数101安打(リーグ2位)の打率3割2分2厘(同1位)、25本塁打(同1位)、61打点(同3位)、16盗塁(同8位タイ)、OPS1・043(同1位)をマークしている。