iPhoneのAI機能によって「スクリーンタイム」が減るかもしれない
ティム・クックCEOは以前、「アップルは人々が一日中携帯電話を使い続けるような努力はしていない」と語っている。
- アップルのティム・クックCEOは、マルケス・ブラウンリーとのインタビューで、「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」はiPhoneの使用時間を減らすかもしれないと語った。
- クックCEOは、AIによって、これまで時間がかかっていた作業をより短時間で完了できるようになると考えていると語った。
- アップルは毎年恒例のイベントWWDCで、iPhone、iPad、Mac向けの新しいAI機能を数多く発表した。
アップル(Apple)の新しいAIのアップデートによって、あなたがデバイスを使う時間が短くなる可能性は十分にある。
アップルのCEOティム・クック(Tim Cook)は、テクノロジー系YouTuberのマルケス・ブラウンリー(Marques Brownlee)とのインタビューで、人々が「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」によって、iPhoneをあまり使わなくなる「大きな可能性」があると語った。
クックCEOは、Apple Intelligenceがより賢くなり続けることで、これまで時間のかかっていたタスクにかかる時間が短縮されるかもしれないと話している。
クックをはじめとする経営陣は、2024年6月10日に開催されたWWDCで、AIの機能をシステムに統合すると発表した。
今回のアップデートには、新たに改良されたSiriの言語理解とテキスト機能の向上、アプリ間の統合、システム全体でテキストの書き直し、校正、要約で利用できる「Writing Tools」、写真をカテゴリー別に整理する「Photo」の刷新などが含まれている。
アップルは、ユーザーがChatGPTを搭載したSiriを選択できるようにするOpenAIとの提携も発表した。このAIチャットボットは、人々の生産性を向上させ、タスクを素早く完了させることで知られている。
さらにクックCEOは、アップルは決して人々がデバイスに人生を費やすことを望んではいないと付け加えている。同CEOは以前にも同じような発言をしており、人は一緒にいる人々をもっと重視する必要があると述べていたこともある。
クックCEOは同インタビューで、「我々のモデルは、成功するためにエンゲージメントを必要とするものではない」と語っている。