今年も咲いた「平等院蓮」 真っ白い花、池で見つかった1粒の種から
開花した「平等院蓮」=2024年6月26日午前8時32分、京都府宇治市、北川学撮影
世界遺産・平等院(京都府宇治市)で「平等院蓮(ばす)」が開花し、26日に報道陣にお披露目された。透き通るような白い花びらが特徴だ。
開花した「平等院蓮」=2024年6月26日午前8時17分、京都府宇治市、北川学撮影
鳳凰堂を囲む阿字池で1999年に行われた発掘調査で、江戸時代後期の地層から出土した1粒のハスの種を発芽させたもの。平等院独自の品種で2001年以降、毎年花を咲かせる。
神居文彰(かみいもんしょう)住職は「自分も清らかになっていく気がする」。他のハスも含めて、見頃は8月初めごろまで。午前の早い時間帯(開門は午前8時半)がおすすめだという。(北川学)