【ボーイズリーグ】札幌豊平が連覇へ好発進…3番・小野寺泰星が今季2号の2ラン
1回に2ランを放った札幌豊平の小野寺泰星
◆第10回支部長杯北海道ガス大会第1日 札幌豊平8―1札幌手稲B =5回コールド=(29日・むかわ町田浦球場ほか)
連覇を目指す札幌豊平ボーイズが快勝発進した。1回先頭の湯浅颯介(3年)がいきなり初球をたたいて中越え三塁打。続く前田創大(3年)が右前にはじき返し、わずか4球で先制した。そして3番・小野寺泰星(3年)も迷いなく直球を振り切り、右翼芝生席へ弾丸2ラン。「打った瞬間に行ったと思った」。会心の今季第2号に続き、3回には先頭で左中間三塁打。投げても先発左腕は3回を無安打5Kの無失点に抑え、納得の表情を浮かべた。
前週の北海道選手権を7年ぶりに制覇。8月の全国大会(大阪)に向け、黒岩公二監督はチームの幅を広げるため左翼に野崎創太(3年)を起用するなどスタメンを複数入れ替えた。「みんな同じ練習をやってきたメンバー。ここでポーンと出てくる選手がいれば、また違った野球ができるのではないか」と黒岩監督。小野寺らの大黒柱がけん引しながら、新たな歯車も組み込み、チームの底上げを進めていく。