２週連続優勝に挑む小祝さくら８位発進「ショットは悪くない。パットは、なるようになるかな」

＜国内女子ゴルフツアー：資生堂レディース＞◇第1日◇27日◇神奈川・戸塚CC西C（6697ヤード、パー72）◇賞金総額1億2000万円（優勝2160万円）

前週のアース・モンダミン・カップで通算11勝目を挙げた小祝さくら（26＝ニトリ）が、2戦連続優勝へ、好位置につけた。4バーディー、1ボギーの69で3アンダーで8位。7アンダーで首位の桑木志帆と4打差、5アンダーで2位の堀琴音と仁井優花とは2打差につけた。スコアが動いたのは、全て前半のインコース。後半は全9ホールでパーを並べる展開だったが「難しいインでスコアを伸ばすことができてよかった」と、前向きに話した。

優勝した前週は、荒天順延で月曜日まで戦った。ただでさえ中2日の厳しい戦いの中、前週の最終日は熱中症のような症状にも見舞われていた。今大会は体力勝負の要素も大きいが「今日は曇っていて涼しかったので、プレーもしやすかったです。氷のうも用意していたけど、使わないまま溶けちゃった」と、涼しい顔で笑うなど、疲れも見せなかった。

「ショットは悪くない。パットは、なるようになるかな」と、持ち前のおっとりとした口調でマイペースに話した。今大会と同じ4日間大会だった前週は、第1ラウンドを終えて21位だったが逆転。8位発進は逆転圏内だけに、終始落ち着いた様子だった。【高田文太】

10番、ティーショットを放ち、笑顔でコースに入る小祝（撮影・菅敏）