「最高の馬と刀で天下取り」サイバーエージェント「刀剣乱舞」のニトロプラス買収でゲーマー騒然
ミュージカル「刀剣乱舞」の出演者たち
オンラインゲーム「刀剣乱舞 ONLINE」などで知られるニトロプラスをサイバーエージェント(CA)が子会社化すると発表したことについて、衝撃を受けたというファンの書き込みが相次いだ。
ニトロプラスは2000年に創業。PCゲームなどでファン層を広げ、日本刀などを“イケメン化”した「刀剣乱舞」はヒット作になった。
CAは買収発表当日の26日、公式サイトで同社の藤田晋社長とニトロプラスの小坂崇氣社長の対談記事を公開。ゲームプロデューサーでもある小坂社長は、プロデューサー業に集中したいと考えていたことを挙げた。
また、小坂社長が社外取締役を務めるネルケプランニングが、昨年CAに買収された後も企業文化を尊重される形で事業を続けていると感じたことも後押しになったと語った。ネルケプランニングは「刀剣乱舞」などの2.5次元ミュージカルを手掛けるエンタメ企業。藤田社長は「CAとしてIP(知的財産)に力を入れていくうえで、ニトロプラスは有力な会社」としている。
X(ツイッター)では「作り手を伝え手が抱え込んでいく流れ」「大企業が優良企業を買収するのは新しい流れになるのかな」と買収のトレンドを捉える投稿や、「刀剣乱舞への課金によって(CAの動画サービスABEMAで)ワールドカップ等のでかいサッカー大会が見られる可能性もある」などの書き込みが見られた。競走馬を“美少女化”したCAの人気ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」とかけて「藤田社長、馬に刀って戦国武将か何かかな???」「サイバーエージェント藤田晋社長、最高の馬を持ち、最高の刀を手に入れた。こりゃ天下取る気だな」などのユニークな書き込みもあった。
また、アニメ「魔法少女まどかマギカ」、PCゲーム「沙耶の唄」、特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」などで知られるニトロプラス所属の作家・脚本家の虚淵玄(うろぶち・げん)さんについて「ウマ娘のシナリオを虚淵が書く可能性がワンチャン……?」などとコラボを期待するコメントも多かった。