「ドキドキした」「欲を出してしっかり勝つ」交流戦3連勝締めへ巨人・阿部監督が決意
試合に勝ちグリフィンを迎える阿部慎之助監督(中央、カメラ・今成 良輔)
◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム0―2巨人(15日・エスコンフィールド)
しびれる投手戦を全員の力で制した。巨人・阿部慎之助監督(45)は試合後、「ドキドキしたね」と本音を漏らした。2―0の完封勝ちで6連敗から2連勝。良い流れを加速させるべく「あした、欲を出してしっかり勝って、交流戦を終わりたい」と3連勝に挑む決意を力強く口にした。
前日14日は「自己犠牲だったり、もう1回みんなで改めて徹底しよう」とミーティングで呼びかけ、5番左翼・萩尾、6番二塁・吉川、7番DH・坂本など打順を大シャッフルして7得点の快勝。この日は2番・三塁を増田大から門脇に変更した以外は不動で臨んだ。
初回無死一塁、門脇がバントを2球ファウルの後、ヒッティングも投ゴロで走者を送れず。8回も泉口がバントを失敗した。9回の守備では2死一塁からマルティネスの遊ゴロを泉口がワンバウンド送球で内野安打としてグリフィンが完封目前で交代。「最後アウト取ってほしかったね。まあ、ああいうしびれた中でやらなくちゃいけないから。泉口がちょっと体が動いてなかった。ああいうのも良い経験としてね」。細かいミスはあったが、勝って反省できることが大きい。
仙台で楽天に3連敗してから日本ハムに2連勝。交流戦ラストのビジター6連戦を「五分でいい」と掲げた通り、3勝3敗締めが見えてきた。(片岡 優帆)