将棋連盟・羽生善治会長「女流棋士は欠かせない存在」 女流棋士発足50周年記念パーティー開催
将棋の「女流棋士発足50周年記念パーティー」が16日、都内で行われた。女流棋士会会長の山田久美女流四段(57)以下、54人が参加した。パーティーの冒頭、山田会長か「感激です」と笑顔であいさつした。
また、乾杯の発声を務めた日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)は、「規模も人気も実力も50年間で大きな広がりを見せた。活躍の幅も広げられたたまもの。今後の将棋界にとっても欠かせない存在」とスピーチした。
女流棋界は1974年(昭49)に当初6人でスタートした。女流棋士第1号として、同年の第1期女流名人戦を制した蛸島彰子女流六段(78)は、「6人によるトーナメントで1年に1回、女流名人戦に出場していました」と振り返る。
半世紀が経過した今は8つのタイトル戦があり、対局が数多く組まれている。「夢追いてまた夢」という座右の銘を出した女流棋界のレジェンドは、「最近は急速に強い人、若い人が増えて楽しみにしています。夢を追い続けて立派な人生を歩んでいってほしい」と、今後の発展を期待していた。
「女流棋士発足50周年記念パーティー」に参加した将棋の女流棋士(女流棋士50周年実行委員会提供)