ソフトバンク首脳陣の光る〝選球眼〟 起用法もはまり2試合連続二桁得点

ソフトバンク首脳陣の光る〝選球眼〟　起用法もはまり2試合連続二桁得点

１回１死満塁、中前に２点適時打を放つ海野（撮影・永田浩）

◆ソフトバンク12―0楽天（22日、京セラドーム大阪）

ソフトバンクが2夜連続の二桁得点で大勝した。

この日、小久保監督は「力を付けているというか、海野と組んでみても面白いんじゃないかというところでコーチの発案。いきましょかというところ」と、ベテラン和田毅と組む「8番捕手」に海野隆司を起用。するとさっそく初回に一死満塁で回ってきた打席で、海野は中前2点打を放った。今季初めて組んだ和田との相性もばっちり。被安打3の無失点に抑え、和田も「海野が本当にいろんな球種を使いながら、的を絞らせない投球をしてくれた」とねぎらった。

前日の21日は、打撃の状態が上がってきた栗原陵矢の打順をその前の試合から1つ繰り上げると、中越えの先制2点二塁打を放つと、今季1号を含む2本のアーチを放った。21日に続き6番を任された栗原はこの日も適時打を含むマルチ安打をマーク。選手の活躍はもちろん、首脳陣の〝選球眼〟も随所に光っている。