【阪神】岡田監督「大変な負けやで、こんなん」まさか逆転負け 投手コーチ厳しく指摘/一問一答
<ヤクルト6-5阪神>◇30日◇神宮
阪神がまさかの逆転負けで4位に転落した。5-1でリードしていた8回裏に、4点差をひっくり返された。9回は2死一塁から佐藤輝明内野手(25)が左越えの当たりを放つも、一塁走者が本塁でタッチアウトとなった。痛すぎる敗戦で連敗となり貯金0。勝率5割に戻ってしまった。岡田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-結果的にフォアボールから
「まあ、そらお前、準備の問題やろな」
-整理してマウンドに上がれていなかった
「いやいや、上がってるやろ。桐敷は」
-漆原のところが準備不足
「漆原なんか投げさすつもりなかったよ。ゲラと岩崎が(ブルペンで準備を)やってないんやから。投げさせられへんやんか。なんで、準備せえへんのやろうなぁ。見たらお前、今度(準備させていたのは)島本やった。昨日2イニング投げてんのに。教育やなぁ、しかし。そこまで全部やらなあかんねんなぁ。しかし、なぁ」
-岩崎も結果的に慌ててマウンドに上がる形になった
「だって(準備を)やってないんやもん。だってそんなん、もう普通通りお前、なぁ、きっちり3人でいって、お前、桐敷、ゲラで最後いくって言うてお前、そんなうまいこといかん場合もあるわけやんか。それが準備やんか。ブルペンなんか。そんなんいつもいつもやったら、誰もいらんやんか、こっちから指示したらええだけやんか。何かあった時用の準備をせなあかんわけやろ? 島本?(が準備していると聞いて)、ええ? 昨日2イニング投げてるんやで。今日なんか投げさせる予定なんかないピッチャーやんか」
-今日は打たれたピッチャーを責めることはできない
「できんよ、そらおまえ。島本はあないしてピッチングせえって言われたんやろな。信じられんわ。そこまでやらなあかん? 1人でおまえ」
-投打がかみ合っていないが、もう少し修正すれば一気に勝てそうな空気がありそう
「いや、そうやろ? 今日でも。今日勝つために、何のために昨日最小限のピッチャーでやってるんよ、ブルペンを。そんなんわかるやろって思うけどな」
-打線は中軸に当たりが出てきた。
「打線は出てきてるよ。昨日でもああいうビハインドやから、ああいう展開になっただけであって。やっとちょっと反発力がでてきたのに、お前。なんでそんな楽観的なことするんやろな。準備というか、なあ、備えへんのやろなあ。こんな、この風なんか、何があるか分からへんのに、当たり前やろ。初めてやわ、漆原、島本やったもんな。ええ? ゲラいくぞ言うたら、漆原しかやってませんて、ええ? って。そらお前、あそこで漆原も酷やで。俺は思うよ。なんでと思ったけど。そんなんきっちりお前、3人ずつでいくわけないやん。何が起きるか分かれへんねんからさあ。桐敷いって、4点差やから9回はゲラでとか、そんなん一番ええことは絵に描いてるけど、そんなん何があるか分からへんやん、ゲームなんかなあ。なんで準備せえへんのやろ」
-相手の打順を見ても8回をしっかり抑えれば
「そうやん、あっこ左左でなあ。俺もサンタナからゲラいくつもりやったけど。びっくりしたわ。びっくりしたわ、漆原1人でやってたな。ええ? と思ったわ。一番悔い残るやろ、出し惜しみして負けるのが。いつも言ってるやろ。出し惜しみはあかんて。なんのために何人あいてるんよ。昨日2イニング投げたやつをなんでピッチングさすねんやろ、ほんま分からん。ひどいなしかし」
-9回は勝負にいった結果
「負けてんねんやで、1点負けてんねんやで。信じられんわ、おまえ。なんでもいけじゃないやろ、状況判断やんか、それは、当たり前やろ、こんな狭い球場で」
-代打も残っている
「びっくりしたわ、オレも最後。ええ? って思ったわ。先行で1点負けてて、なあ。二塁、三塁でええんちゃうの? 左で今日2本タイムリー打ってるバッターで」
-タラレバだが今日をとれていれば
「いや、そら全然ちゃうよ。今日の負けはめっちゃくちゃ大きいよ、はっきり言って。そんな簡単な1つの負けちゃうで、今日なんかは」
-火曜からの広島戦の戦い方、入り方も変わってくる。
「いや、戦い方もクソもお前、そらお前、こういうことをやってるとやっぱり終盤になって、勝っててもそういうのがなるやないか。そんなん当たり前やんか、お前。継続してるんやからな、そんなお前、毎日試合っていうのはな。それをお前、きっちり当たり前のことをやってるから、ちゃんと継続しているのがええ方向にいくわけであって、お前。そんなもん、こっちで歯車を崩してしまうわけやからな。そんなお前、1つの負けですまんよ、これ、ほんまに。大変な負けやで、こんなん」
ヤクルト対阪神 戦況を見つめる阪神岡田監督(撮影・足立雅史)