『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」が発売から3日間で世界累計売上本数500万本を突破
Bossed it.
『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」が、発売から3日間で世界累計売上本数500万本を突破した。
「『ELDEN RING』や『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』で遊んでくださった世界中のファンの皆さまに心より感謝申し上げますとともに、今後とも長く深く遊んでいただける良質なコンテンツを目指してまいります」と販売元のバンダイナムコは語っている。「SHADOW OF THE ERDTREE」は、2024年6月21日にPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCで発売された。
DLCにアクセスするには任意の手強いボスを含む2体のボスを倒す必要があるが、バンダイナムコは発売前からDLCの売れ行きに自信を示していた。発売前には、Steamの実績データから、PC版『ELDEN RING』のプレイヤーのおよそ3分の2がこのボスをまだ倒していないことも指摘されていた。
プレイヤーの半数以上がDLCへアクセスすること、ひいてはさらにお金を払いたいと思うことを、ゲーム自体が実質的に阻止している形になるため、これはフロム・ソフトウェアとバンダイナムコにとって問題ではないかと多くの人が考えるだろう。しかし、Bandai Namco Europeの最高営業・販売責任者を務めるアンソニー・マカレはGI.bizに対し、『ELDEN RING』の販売本数はかなり多いため問題ないと語っている。
「この統計は確かに特有の課題を提示しています」とマカレは言う。「ですが、2500万本以上を販売しているため、プレイヤーベースのほんの一部であっても相当な数になります。当社のマーケティングは、その大勢のプレイヤーを効果的に引き付けられるように考えられています」
「SHADOW OF THE ERDTREE」が、発売からわずか3日で500万本を販売したというのは驚くべき結果だ。つまりは、本編を所有するプレイヤーのなんと20%がDLCにさらに4400円を支払ったということになる。『ELDEN RING』が2022~2023年にかけてそうであったように、DLCの販売本数も時間の経過とともに増加していくのは間違いない。
「SHADOW OF THE ERDTREE」はボスが強すぎる点やパフォーマンス上の問題があったことから、当初はSteamのユーザーレビューで「賛否両論」となっていたが、現在では「やや好評」となった。批評家からは絶賛されており、Metacriticにて『ウィッチャー3 ワイルドハント - 血塗られた美酒』を上回りDLCとして史上最高の評価を獲得している。
DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はIGN JAPANのレビューにて8点を獲得。「バラエティ豊かな新武器種や魔法、手強くも心地よいボス戦という魅力は見過ごせないが、明らかに足りていない新規のザコ敵と無駄に広いと言えるエリアなど完成度の低さも散見される」と評している。