【阪神】岡田彰布監督、中継ぎ陣崩壊の大逆転負けに「1つの負けで、すまんよこれ、ほんまに」…一問一答
8回に逆転され、岡田彰布監督はベンチでぶ然(カメラ・清水 武)
◆JERAセ・リーグ ヤクルト6―5阪神(30日・神宮)
阪神・岡田彰布監督が、最大4点リードを守れなかった大逆転負けに怒気を強めた。1―5で迎えた8回に桐敷、漆原と次々リリーフ陣がヤクルト打線に飲み込まれ、岩崎が代打・山田に決勝適時打を献上。西勇の今季4勝目は霧散した。広島に勝利した巨人と入れ替わり、4位に転落した。
以下、監督の一問一答。
―結果的にフォアボールから。
「まあ、そらお前、準備の問題やろな」
―整理してマウンドに上がれていなかった。
「いやいや、上がってるやろ。桐敷は」
―漆原のところが準備不足。
「漆原なんか投げさすつもりなかったよ。ゲラと岩崎が(ブルペンで準備を)やってないんやから。投げさせられへんやんか。なんで、準備せえへんのやろうなぁ。見たらお前、今度島本やった。昨日2イニング投げてんのに。教育やなぁ、しかし。そこまで全部やらなあかんねんなぁ。しかし、なぁ」
―岩崎も結果的に慌ててマウンドに上がる形になった。
「だって(準備を)やってないんやもん。だってそんなん、もう普通通りお前、なぁ、きっちり3人でいって、お前、桐敷、ゲラで最後いくって言うてお前、そんなうまいこといかん場合もあるわけやんか、それが準備やんか。ブルペンなんかお前。そんなんいつもいつもやったら、誰もいらんやんか、こっちから指示したらええだけやんか。何かあった時用の準備をせなあかんわけやろ?島本?(が準備していると聞いて)、ええ?昨日2イニング投げてるんやで。今日なんか投げさせる予定なんかないピッチャーやんか」
―今日は打たれたピッチャーを責めることはできない。
「できんよそらお前。島本はあないしてピッチングせえって言われたんやろな。信じられんわ。そこまでやらなあかん?1人でお前」
―投打がかみ合っていないが、もう少し修正すれば一気に勝てそうな空気がありそう。
「いや、そうやろ?今日でも。今日勝つために、何のために昨日最小限のピッチャーでやっってるんよ、ブルペンを。そんなん分かるやろって思うけどな」
―打線は中軸に当たりが出てきた。
「打線は出てきてるよ。昨日もビハインドやからああいう展開になっただけであって。やっとちょっと反発力がでてきたのに、お前。なんでそんな楽観的なことするんやろな。準備というか、なあ、備えへんのやろなあ。こんな、この風なんか何があるか分からへんのに当たり前やろ。初めてやわ、漆原、島本やったもんな。ええ、ゲラいくぞ言うたら、漆原しかやってませんて、ええって。そらお前、あそこで漆原も酷やで。俺は思うよ。なんでと思ったけど。そんなんきっちりお前、3人ずつでいくわけないやん。何が起きるか分かれへんねんからさあ。桐敷いって、4点差やから9回はゲラでとか、そんなん一番ええことは絵に描いてるけど、そんなん何があるか分からへんやん、ゲームなんかなあ。なんで準備せえへんのやろ」
―相手の打順を見ても8回をしっかり抑えれば。
「そうやん、あっこ左左でなあ。俺もサンタナからゲラいくつりやったけど、びっくりしたわ、漆原1人でやってたな。ええ?と思ったわ。一番悔い残るやろ、出し惜しみして負けるのが、いつも言ってるやろ。出し惜しみはあかんて。なんのために何人あいてるんよ。昨日2イニング投げたやつをなんでピッチングさすねんやろ、ほんま分からん。ひどいなしかし」
―9回は勝負にいった結果。
「負けてんねんで、1点負けてんねんで。信じられんわ、お前。なんでもいけじゃないやろ、状況判断やんか、それは、当たり前やろ、こんな狭い球場で」
―代打も残っている。
「びっくりしたわ、オレも最後。ええ?って思ったわ。先行で1点負けてて、なあ。二塁、三塁でええんちゃうの?左で今日2本タイムリー打ってるバッターで」
―タラレバだが今日をとれていれば。
「いやそら全然ちゃうよ。今日の負けはめっちゃくちゃ大きいよ、はっきり言って。そんな簡単な1つの負けちゃうで、今日なんかは」
―火曜からの広島戦の戦い方、入り方も変わってくる。
「いや戦い方もクソもお前、そらお前、こういうことをやってるとやっぱり終盤になって勝っててもそういうのがなるやないか。そんなん当たり前やんか、お前。継続してるんやからな、そんなお前、毎日試合っていうのはな。それをお前、きっちり当たり前のことをやってるからちゃんと継続しているのがええ方向にいくわけであって、お前。そんなもん、こっちで歯車を崩してしまうわけやからな。そんなお前、1つの負けですまんよ、これ、ほんまに。大変な負けやで、こんなん」