鉄道マニア垂涎 E3系1000番代の座席加工のクッション発売 7月4日から受け付け
引退したE3系1000番代(JR東日本東北本部提供)
JR東日本東北本部などは、今年3月のダイヤ改正で定期運用から引退したE3系1000番代の座面シートを使用したモケットクッションを販売する。マニアには垂涎の逸品だ。
東北本部などでは引退後、第1弾として背面部のモケットクッション(185個)を売り出したところ、グリーン車(1個1万1000円)のクッションは売り出し直後、普通車(同9500円)も即日完売に。ファンから「今後の販売予定はないのか」という問い合わせが多く、座面シートでの鉄道クッションの製作を決めた。
E3系1000番代のグリーン車座席(JR東日本東北本部提供)
販売数量は140個(1個9500円、税込み・送料別)で、宮城県名取市で椅子張替え・特注品を手掛ける「chair craft 真」が製作する。生地自体は補修用の予備材を使用するという。
E3系1000番代の普通車座席(JR東日本東北本部提供)
運営するECサイト「JRE MALL」内のショップ「東北MONO WEB SHOP」で、7月4日正午から受け付け、納品は9月以降となる見込み。
E3系は平成9年の秋田新幹線開業に合わせて登場。11年12月の山形新幹線の新庄延伸に伴い、E3系1000番代(5編成)が誕生した。今年3月16日のダイヤ改正をもって定期運用からは引退した。
E3系1000番代の座面を利用した2種類のクッション(JR東日本東北本部提供)