テスラ「サイバートラック」、再びリコール…内装部品が落下する危険性
テスラのEV「サイバートラック」(米マサチューセッツ州で)=小林泰裕撮影
【ワシントン=田中宏幸】米高速道路交通安全局(NHTSA)は25日、米電気自動車(EV)大手テスラがピックアップトラック型EV「サイバートラック」をリコールすると明らかにした。フロントガラスのワイパー部品とトランクの内装部品に関する2件で、いずれも1万1000台超が対象となる。
同車はテスラが約4年ぶりに投入した新型量産車で、ステンレス製の外装が注目を集めている。昨年11月に出荷が始まったが、今年4月にも3878台を対象にしたリコールがあり、不具合が相次いでいる。
NHTSAの報告書によると、ワイパー部品は過電流で故障する恐れがあるほか、トランクの内装部品は取り付けが不十分で車両から落下する危険性があるという。