NCT DREAM のJISUNG「僕は日本のコンビニが大好き」 来日のたびに大人買いするお気に入りのお菓子とは
年を追うごとにファンが増殖し、現在3度目のワールドツアーを開催中のNCT DREAM。ツアー中の楽しみや、「成長」と「青春」をキーワードに活動する彼らが目指すものを聞いた。AERA 2024年6月24日号より。
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――彼らの代名詞と言えるのが、幼い頃から培ってきたテクニカルなダンスとカル群舞だ。特に強弱の利いた動きは、専門家からも評価が高い。
HAECHAN:僕は、全体を見た時にうまく見えるのはもちろんのこと、一人一人にフォーカスを合わせた時にも「楽しみ」を感じてほしいので、個人の味を生かしたパフォーマンスを心掛けています。
MARK:僕もHAECHANと似た話になりますが、決まった振り付けの中にある「隙間」をステージごとに変えて埋めるようにしています。一つとして同じパフォーマンスはないので、同じ楽曲のステージを観ても何度でも楽しめると思います。
■「生きる意味」の答え
JENO:「Smoothie」は、サビの振り付けもキャッチーですし、僕たちのダンス力を感じてもらえる曲なので、ぜひパフォーマンスを観てほしいです。
――小・中学生で事務所入りし、青春を芸能界に捧げてきた。自分の人生や未来について考えることも増えてきたそうだ。
JENO:デビュー当時は、言われたこと、与えられた仕事を一生懸命やらなければ、という気持ちだけで、先のことを考える余裕がありませんでした。今になって、ようやく未来のことを考えられるようになってきました。これからの人生、自分にできることは何なのか。自分が力を注ぐべきことは何なのか。最近、よくそんなことを考えています。
JAEMIN:僕も最近、JENOと似たようなことを考えています。
CHENLE:僕たち今、そういう時期なのかもしれないね。
JISUNG:僕は昔、何のために生きているんだろう、と悩んだ時期がありました。どんなに考えても、答えが出なかった。でも、ファンの皆さんに会ったり、ファンの皆さんと一緒にステージを楽しんだりする中で、「僕が他の人の生きる理由になればいいんだ」と思うようになって。大人になったって? (ふっと笑って)ファンの皆さんが、僕を大人にしてくれたんです。もちろん、メンバーにも育ててもらいました(と言って、隣にいるHAECHANの顔を見る)。
HAECHAN:JISUNGは、僕が育てたと言っても過言ではありません。デビューして8年ですが、練習生期間を合わせると僕たちは11年以上一緒にいるんです。初めて会った時、JISUNGは12歳でした。(JISUNGに向かって)大きくなったなあ。というか、背、伸びすぎだって!(笑)
MARK:あはは。みんな、まっすぐ大きく育ちましたね。歌手というのは、明日、1年後、どうなるかわからない職業なので、当然先行きに不安を覚えることもありました。でも、未来を不安がる時間があるなら、その時間に生産性のあることをするほうがいい。貪欲になって、目標と情熱を持って動こうという意識は常にあります。
■それぞれの息抜き法
――現在、3度目のワールドツアー「2024 NCT DREAM WORLD TOUR<THE DREAM SHOW 3 : DREAM( )SCAPE>」を開催中だ。海外スケジュール中の息抜き方法は?
JISUNG:「(日本語で)美味しいもの」を食べること。僕は日本のコンビニが大好きなんです。日本に来た時には、コンビニに行って、いろんな種類のパンやアイスクリーム、紅茶類を買います。お菓子は大人買い。うまい棒とこんにゃくゼリーがお気に入りです。
HAECHAN:海外では、泊まるホテルの中にどんな施設があるのか見て回る“ホテルツアー”が楽しみの一つです。
MARK:僕はバスケですね。韓国ではもちろん、海外でもよくCHENLEとバスケをして楽しんでいます。CHENLEは場所の予約がうまいんですよ。日本でもぜひやりたいです。
CHENLE:おお! いいね。
JENO:正直に言っていいですか? (メンバーに向かって)息抜きする時間なくない?(笑)
JAEMIN:あはは。じゃあ、韓国で休みの日に何をしているのか話してみたら?
JENO:韓国でも(日本語で)ナイヨ……。少しでも時間ができたら寝る。1分でも長く寝る。これだけです。
JAEMIN:僕は3、4時間かけて猫のお手入れをしたり、ショッピングをしたり、本を読んだり、録りためた映像コンテンツを観たり、忙しい時にはできなかったことを消化するのに時間を使っています。
CHENLE:僕は、料理をしたり、犬の散歩をしたり、バスケをしたり、休みの日の方が忙しいです。犬が楽しそうに走っているのを見ているだけで癒やされるんですよね。
――人間としても、アーティストとしても成長を続ける7人。その先にあるものとは。
HAECHAN:また成長、です。“成長の象徴”という修飾語にふさわしく、これからも止まることなく成長していきたいですし、夢を見続けたいです。
(構成/ライター・酒井美絵子)
※AERA 2024年6月24日号より抜粋