「10億円が…」昨年やっと大谷翔平の放映権を獲得した日本テレビが早速“出禁”も意外な「局内反応」
日本テレビとフジテレビに激怒し“出禁”にした大谷翔平だが……
米メディア『ドジャース・ネーション』が6月15日(日本時間16日)、MLBのロサンゼルス・ドジャースが日本テレビとフジテレビの『メディア資格を取り消した』と報じた。
この件に関しては12日に『週刊現代』が“出禁処分”の第一報を伝えていた。
「事の発端は両局が、大谷が785万ドル(同約12億円)で購入したロサンゼルスの邸宅の詳細を報道したことです。中には物件の自宅前からレポートしたり、全体像がはっきりとわかる航空写真や、近隣住人へのインタビューなどが含まれていました」(ワイドショー関係者)
現代によれば、これを見た大谷が激怒したという。
米国では有名人の自宅が強盗に遭ったり家族が誘拐されて身代金を要求されたりするケースもあるということで新婚の大谷からすれば“愛する妻”の身に危険が及ぶと感じたのかもしれない。『ドジャース・ネーション』は
《彼の安全が危険にさらされたため、ドジャースは両メディアのメディア資格を取り消した》
と伝えている。
今回の“出禁”報道では派手なフジテレビの影に隠れがちな日本テレビだが、タイミング的には“最悪”だったと話すのは、民放テレビ局関係者だ。
「大谷がこれほどまで活躍すると思っておらず、日テレはMLBと映像使用権の契約をしていなかったんです。ニュース番組や『ミヤネ屋』などでも大谷が大活躍してホームランを打ちまくっても他から購入した写真のみで展開していた。
活躍を伝えるナレーションを書いても写真しかない。これでは他局に視聴者が流れていくと、焦ってようやく昨年4月に10億円以上ともいわれる巨額の素材使用料を支払って契約した。それなのに、調子に乗ってわずか1年あまりでドジャースから“メディア資格”を失うなんて……」
しかし一方で、日テレの報道を見ていても、毎日のように大谷の試合を報じている。
「実はまだ、番組制作の現場にはなんの連絡も来ていません。大谷の試合も報道できるし、大谷の過去素材も申請すれば問題なく使用できます。15日の『Going! Sports&News』では元メジャーリーガーの西岡剛さんが解説する大谷の特集も組んで放送した。過去素材もふんだんに使いましたので“メディア資格”を剥奪と言われてもピンときていない。
とにかくMLBと契約している以上、ドジャースがどこまで権限を握っているのか不明です。今後、ドジャースを通じての本人取材などがNGになるのかもしれませんが、現場の混乱はそれほどないんですよ。そもそもLAタイムズが豪邸購入を報じたから、日本のメディアは乗っかっただけなのに……」(日テレ関係者)
日テレのYouTubeチャンネルを見ても、大谷が豪邸を購入したというニュースはいまも視聴可能だ。“LAタイムズが報じた”という導入で、近所のインタビューなどは入っていない。
現状はほぼ“通常運転”の日テレ。「メディア資格剥奪騒動」は今後どうなるのか――。