ボクシング 那須川天心のスパーリングパートナー2選手がメキシコから来日 西田凌佑と挑戦者決定戦を闘ったヒメネスら
那須川天心(中央)とスパーリングパートナーのクリスチャン・ヒメネス(左)とヘスス・アレチガ(帝拳ジム提供)
キックボクシング42戦全勝で、プロボクシングのWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)=帝拳=のスパーリングパートナー2選手が15日にメキシコから来日したと17日、帝拳ジムが発表した。
那須川は帝拳ジムの公式サイトで「今回は今までの試合で一番長い期間のスパーリングをやってます。すでに5月から週3くらいでやってます。今回は実戦の練習を多くすることでいかに試合に近いイメージでやっていけるか、スパーできているか、ということを考えてのことで、これからラウンド数も増えてくると思います」と近況を報告した。
今回のスパーリングパートナーはWBO世界バンタム級3位のクリスチャン・ヒメネス(24)=メキシコ=と、WBC世界スーパーバンタム級19位のヘスス・アレチガ(24)=メキシコ。ヒメネスは昨年8月にエディオンアリーナ大阪でIBF世界バンタム級挑戦者決定戦に出場し、現IBF世界同級王者の西田凌佑(27)=六島=に0-3の12回判定負け。再起後はともにTKO勝ちで2連勝している。アレチガは前NABF(北米)スーパーバンタム級王者で、3月の初防衛戦で現WBC世界同級14位のホセ・ラミレス(メキシコ)に0-3の10回判定負けして、プロ初黒星を喫した。
那須川は「これまでやってきたことをしっかり出す。完璧に近い状態に近づけるためにも集中してやっていくつもりで、しかも今回は世界ランクの高い選手だし、そういった選手を相手にどういうボクシングができるか、というのも大事になってきます。自分自身どんなスパーリングになるのか楽しみだし、しっかり考えて良いスパーリングにしたいと思っています」と意気込んだ。
「Prime Video Presents Live Boxing9」(7月20日、東京・両国国技館)で、WBA世界バンタム級4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と120ポンド(約54・4キロ)契約10回戦でボクシング4戦目を闘う。
興行は動画配信サービスのアマゾンプライムビデオで独占生配信される。プロ戦績は那須川が3戦3勝(1KO)、ヒメネスが27戦23勝(16KO)4敗、アレチガが22戦21勝(15KO)1敗、西田が9戦9勝(1KO)、ラミレスが22戦20勝(10KO)2敗、ロドリゲスが20戦17勝(7KO)2敗1分け。