【バスケ】女子日本代表12人を電撃発表!全員が五輪出場経験者「金メダルを獲得するために」
日本バスケットボール協会は25日、パリ五輪の女子5人制の日本代表12人を電撃的に発表した。16年リオデジャネイロ五輪以来2度目の出場となる36歳のベテラン吉田亜沙美や主将の林咲希(富士通)に、馬瓜エブリン(デンソー)とステファニー(サラゴサ)の姉妹らが選出。12人全員が五輪出場経験者で、そのうち9人が東京五輪の銀メダルメンバーとなった。日本オリンピック委員会(JOC)の承認を経て正式に選手団入り。バスケ競技は男女ともに7月27日、フランス北部のリールで開幕する。
事前告知はなかった。午後3時すぎ、日本協会から報道各社へサプライズ配信が届いた。電子メールで、パリ五輪の日本代表に内定した12選手が発表された。高田、町田、宮沢は3大会連続出場。東京五輪は3人制に出場した馬瓜スと山本を含め、全12人の五輪出場経験者がリストにあった。
恩塚監督は協会を通じ「日本の強みを最大化するために、あらゆる状況を想定して、12名を選考させていただきました。金メダルを獲得するために全てをかけて戦います」と宣言した。
それを体現する内定選手たちが、年齢順に並べられた表。その最上段に名が掲載されていたのが、ベテラン吉田だった。36歳。16年リオ五輪では主将を務めて20年ぶり8強入りに貢献。2度の現役引退と復帰を経て、今年1月に代表メンバーに戻ったばかりだった。
2月の五輪最終予選では全3試合に途中出場。司令塔のPGとして、試合の流れを変える重要な役目を任された。チームの精神的支柱として後輩に助言も送った。パリ五輪に向けた1次合宿が始まった5月には「たぶん最後になると思う。メンバー入りのチャンスをしっかりとつかみ取り、チームのために貢献したい」と力を込めていた。8年ぶりに臨む大舞台。豊富な経験を持つベテランが、コート内外でチームを支える。
前回21年東京五輪は銀メダル。2大会連続の表彰台を狙う世界ランク9位の日本は、五輪で1次リーグC組に入り、同1位の米国、6位ベルギー、19位ドイツと対戦する。【奥岡幹浩】
高田真希(2024年5月7日撮影)