【最新版】年間1000食以上味わう冷凍食品マニアが厳選!進化する「冷凍ラーメン」ベスト5
止まるところを知らない「冷凍ラーメン」の進化
近年、技術革新と冷凍食品メーカー各社のこだわりによって、飛躍的な進化を遂げているジャンルがあります。それが冷凍ラーメンです。
忙しい現代人にとっての救世主として、スーパーはもちろん、コンビニや冷凍自販機など、多くのチャネルで販売エリアを拡大しており、その人気は年を追うごとに高まっていると言っても過言ではありません。
では、近年の冷凍ラーメンがどのような点で進化を遂げているのか。
そのポイントはいくつかあります。
まず、味のバリエーションの豊富さです。
醤油、味噌、塩、とんこつといった定番の味以外にも、醤油とんこつや塩とんこつなどの複数の味を組み合わせたものや、「宮崎辛麺」や「富山ブラック」などに代表されるご当地系ラーメンも発売されています。
「&table powered by 大阪王将」サイトより
そして、ラーメンには欠かせない具材やトッピングが充実した商品も増えました。
特に冷凍自販機で販売されている商品などは、お値段もそれなりにするものが多いのですが、その分、具材もしっかりと入っており、厚切りのチャーシューをはじめ、もやしやキャベツなどの野菜類が多く入ったボリューミーな商品も多く、食べ応えの部分でも満足度の高いものとなってきています。
他にも名店が監修をし、お店の本格的な味を再現した商品や、電子レンジのみで調理が完結する簡便性の高い商品などなど、冷凍ラーメンの進化は止まるところを知りません。
そこで今回は、近年発売された商品の中から、「美味しさ」と「進化」の両方を感じられるものを厳選し、ベスト5形式でご紹介をして参ります。
種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも多いかと思いますので、このランキングを参考にして、自分にぴったりの冷凍ラーメンを見つけて頂けたら幸いです。
第5位:「天外天 豚骨ラーメン」7プレミアム
コンビニでも冷凍ラーメンが本当に増えてきました。
中でもセブン-イレブンは特に冷凍ラーメンに力を入れている印象で、10種類近い豊富なラインナップを取り揃えています。
また、冷凍ラーメンは鍋調理専用のものや、電子レンジで麺を温めてから濃縮調味液を熱湯で溶かしたスープに投入して仕上げるものが多い中、コンビニ商品ならではの簡便性も重視しており、パッケージごと電子レンジに入れて調理し、丼ぶりなどに移し替える必要もないタイプのものを主軸としているのも特徴です。
こちらの「天外天 豚骨ラーメン」(税込価格:483.84円)も同様で、パッケージの上蓋を少しだけ開けてから500Wの電子レンジで約9分40秒加熱するだけで本格的な豚骨ラーメンが味わえるようになっています。
セブン-イレブン公式サイトより
凍ったスープ・麺と共にシャーベット状にした出汁が入っており、電子レンジ加熱をすることでそれらが溶けて混ざり、しっかりラーメンになるという仕組みです。
普段は食べられない地方の名店の味が楽しめるというのも冷凍食品ならでは!
「天外天」の魅力でもある濃厚な豚骨スープとガーリックチップの香りや食感が見事に再現されており、味の面でも申し分はありません。
調理時間が少し長めではあるのですが、その分、鍋調理や移し替えの手間が無いことを考えれば、画期的かつ非常に優秀な商品であると思いました。
第4位:「大阪王将 まる餃ラーメン濃厚どろ旨 大盛り」イートアンドフーズ
町中華チェーンの大手「大阪王将」を有するイートアンドフーズから2024年の春夏新作商品として発売されたのが、こちらの「大阪王将 まる餃ラーメン濃厚どろ旨 大盛り」(実勢価格:320円前後)です。
イートアンドフーズ公式サイトより
同社で人気かつ代表的な商品といえば、市場シェアNo.1を誇る冷凍水餃子が広く知られていますが、その水餃子シリーズのラインナップとして2023年に発売した「暴走背脂ニンニクぶた餃」という商品をトッピングに使用したオリジナリティあふれるラーメンとなっています。
商品パッケージに書かれた「ワンタンより断然ウマい!!」というキャッチコピーが物語るように、背脂の旨みとニンニクの香りがガツンと効いた水餃子と、どろっと濃厚な豚骨醤油のスープとの相性は抜群で、背徳感はあるもののやみつき必至の商品です。
「大阪王将 まる餃ラーメン濃厚どろ旨 大盛り」に入っているのは2個の水餃子なのですが、前述した「暴走背脂ニンニクぶた餃」という商品も販売されていますので、そちらを別途用意し“追い水餃子”すればボリュームも更にアップして、満足感もスケールアップ!
濃厚すぎるスープが苦手な方には「大阪王将 まる餃 海鮮だし香る鶏ガラ旨塩」という淡麗塩スープの商品も発売されているので、好みに合わせてチョイスできるのも嬉しいポイントです。
トッピングの新たな可能性を提示してくれた、素晴らしい商品だと思います。
第3位:「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」日清食品冷凍
続いては、美味しさだけではない進化を遂げた「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」(実勢価格:500円前後)をご紹介しましょう。
日清食品グループ公式サイトより
「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」は日清食品冷凍が2022年から販売を開始した「完全メシ」シリーズの商品で、見た目や美味しさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質、たんぱく質などに代表される日本人の食事摂取基準で設定された33種類の栄養素をすべて一食でバランスよく含むように設計された商品となっています。
こうしたバランス栄養食と呼ばれる商品の多くは機能性の部分が特に重視されており、味の面では「美味しい」という感想までたどりつかないものが多い印象なのですが、同シリーズの商品は美味しさという要素をオミットすることなく、手軽に美味しくバランスの良い食事が摂れるように作られているので、一食の満足感を損なうこともありません。
中でも、この「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」の味は秀逸で、コクのある濃厚な芝麻醤(香ばしい胡麻の風味が特徴の中華調味料)をベースとしたタレに、舌にピリピリとした辛みと刺激を与えてくれる花椒を加えてあり、それらがモチモチの平打ち麺と合わさることで、非常に本格的な汁なし担々麺に仕上がっているのです。
一食500円前後と、少々お高めな価格設定にも感じますが、内容量も295gとボリュームもあるので、満足感と共にしっかりとした栄養も得られることを考えれば、むしろ500円は安いと感じられるのではないでしょうか。
第2位:「たかはし監修 まるぐ 焼あご塩ラーメン」テーブルマーク
冷凍ラーメンを食べた方のネガティブな意見としてよく耳にするのが「具の少なさ」です。
確かにラーメンの主役は麺とスープであることに加え、昨今の食品原材料高騰の影響もあり、手に取りやすい価格帯を維持しようとすると具を豪華にしたくてもできないのがメーカー側の本音だと思います。
そんな障壁に真っ向から立ち向かい、“具の満足度”にこだわった商品が、冷凍うどんで絶大な人気を誇る、テーブルマークの「まるぐ」シリーズのラーメンです。
2023年に販売を開始した同シリーズは、2024年現在までに3商品がラインナップされており、いずれも“具”にこだわった名店監修のラーメンとなっています。
第1弾は「らぁ麺やまぐち」監修の醤油ベースの「鶏コクラーメン」。
同タイミングで発売した第2弾に「麺屋武蔵」監修の「えび香る魚介ラーメン」。
そして第3弾となるのが、今回ご紹介する「たかはし」監修の「焼あご塩ラーメン」(実勢価格:430円前後)です。
テーブルマーク公式サイトより
麺やスープの美味しさもさることながら、いずれの商品も名店監修の具材がたっぷりとトッピングされており、丼ぶりに盛り付けた時にその違いはハッキリとわかります。
「たかはし監修 まるぐ 焼あご塩ラーメン」には2種の豚チェーシューと穂先たけのこ、ほうれん草がトッピングされており、見た目にも非常に華やか!
鶏ガラと豚ガラのWガラに焼きあごのだしが入った深みのある塩味のスープと、風味豊かな熟成麺、豊富な具材が一体となった完成度の高さは、進化と企業努力の賜物であると感ぜずにはいられません。
第1位:「お水がいらない 天下一品」キンレイ
これまでご紹介してきたいずれの商品も甲乙を付け難い美味しさだったのですが、今回の1位は美味しさ・手軽さ・再現度の高さの三拍子が揃っている、「お水がいらない 天下一品」(実勢価格:440円前後)とさせて頂きました。
キンレイ公式サイトより
こちらの商品を手掛ける「キンレイ」はこれまでも「お水がいらない」シリーズとして数々の商品を世に送り出してきました。
二層構造で冷凍された麺とスープを鍋に入れ、火にかけることで、まずは下層部分のスープが溶け出し、その後、麺が解凍されて徐々にほぐれていき、水を加えることなくラーメンが完成します。
この構造そのものと調理法は同じなのですが、今回の「お水がいらない 天下一品」は調理工程が少しだけ異なるのです。
「天下一品」と言えば全国に200店舗以上を展開する京都発祥の人気ラーメン専門店で、その最大の特徴は「こってり」と呼ばれるスープのどろっとした濃厚さにあります。
この特徴的などろっとした舌触りを再現し、かつ、好みのどろっと加減に調整できるよう、弱火で麺がほぐれたあとは、強火でぐつぐつと煮立たせるという仕様になっているのです。
「天下一品」では「こってり」の更に上をいく「こってりMAX」という商品も存在し、“天一愛好家”の間で人気を博していますが、「お水がいらない 天下一品」も強火でぐつぐつと好みのどろっと感になるまで加熱することで、自宅で手軽に自分好みの“天一”を堪能することができる!
この計算され尽くした商品設計を、第1位の栄冠をもって讃えたいと思った次第であります。
いかがでしたでしょうか。
人気ジャンルとして定着した冷凍ラーメンは、これからも数多くの新商品が開発されていくと思います。
今回ご紹介した5つの商品を超える進化を遂げた冷凍ラーメンが現れることを期待しましょう!