金魚の美、アートで尽くす 菰野・パラミタミュージアムで作品展
金魚が水の中を本当に泳いでいるかのように描かれた深堀隆介さんの作品=2024年6月7日午前10時40分、菰野町のパラミタミュージアム、鈴木裕撮影
金魚の美に魅了され、金魚をモチーフに創作をするアーティストたちの作品を集めた「金魚美抄2024 金魚を描くアーティストたち」(朝日新聞社など後援)が三重県菰野町のパラミタミュージアムで開かれている。7月29日まで。
金魚が水の中を本当に泳いでいるかのように描かれた深堀隆介さんの作品=2024年6月7日午前10時51分、菰野町のパラミタミュージアム、鈴木裕撮影
金魚が本当に水の中を泳いでいるように描いた作品で知られる美術作家、深堀隆介さんが監修。大小の油絵や水彩画、ガラス工芸、フェルトなど、国内のアーティスト11人による見応えのある金魚アート176点が並ぶ。山口県柳井市の民芸品「金魚ちょうちん」も彩りを添える。
深堀さんの作品は、器に透明の樹脂を流し込み、その上にアクリル絵の具で金魚を描き、また樹脂を流して描く、という作業を繰り返して立体的に仕上げる技法で描かれている。屋台の金魚店を再現した演出で、木箱の水槽を泳ぐ様々な色や大きさ、種類の金魚が楽しめる。
入館料は一般1千円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料。「第18回パラミタ陶芸大賞展」と同時開催。(鈴木裕)