DeNAが新クリーンアップ打線で逆転勝ち 交流戦は3カード連続で初戦白星
DeNAは五回、オースティンが同点の適時打を放つ(撮影・荒木孝雄)
(日本生命セ・パ交流戦、DeNA3―1オリックス、1回戦、DeNA1勝、4日、横浜)DeNAのクリーンアップが、新たな並びとなった。3年ぶりに3番に名を連ねた牧、筒香、宮崎の順で中軸を形成。三浦監督はかねて「組み替えは常に頭に入れながらやっている」と話しており、得点力の向上を目指して新オーダーを組んだ。
試合前時点でチーム打率・245はリーグトップ、169得点はリーグ2位。蝦名がトップバッターとして打線を導き、2番のオースティンは持ち前の長打力で役割を果たしてきた。
この日は1点を追う五回2死からケイが四球を選ぶと、蝦名がチーム初安打となる左前打で一、二塁と好機を演出し、オースティンが甘く入ったスライダーを捉えて同点の左前適時打。一気にたたみかけたいところだったが、続く牧は遊ゴロに倒れた。
打線の中心に座ってきた牧が右太もも裏の肉離れで離脱した期間に筒香が4番に入り、試合を決める本塁打を放つなど勝負強い打撃で打線をけん引してきた。牧はこの試合が先発復帰後3戦目。3番として走者をかえし、筒香や宮崎につなぐ期待を懸けられた。
新オーダーは打線全体に刺激を与え、終盤にしぶとさを見せた。七回には代打の梶原の二塁打などで1死三塁にすると、オースティンの三塁ゴロで勝ち越し。さらに八回には梶原の二ゴロの間に大きな3点目が入った。交流戦は3カード連続で初戦をものにした。