注目された公用車「ランクル70」落札者が決定、価格は329万9998円「100台に1台くらいの珍しい車両」
岩手県大船渡市は22日、21日に行われた一般競争入札で、SNSで話題を集めていた同市の公用車・トヨタ「ランドクルーザー70」が329万9998円(税込み)で落札されたと発表した。県内外の6組が入札に参加し、最高値を付けた秋田県にかほ市の中古車販売会社「EIGHT(エイト)」が落札した。
下見会で車両の状態を念入りに確認する参加者(7日、岩手県大船渡市役所で)
同社の佐藤勉代表(46)は「ランクル70の中でも100台に1台くらいの珍しい車両なので、落札できてうれしい。大事に乗ってくれる人に販売したい」と話した。必要な整備や内外装の手入れを行った上で、夏頃までの販売を目指すという。販売価格は400万円程度になる予定。
車両は大船渡市が2001年に新車で購入し、主に同市農林課が国土の現地調査業務で使用してきた。同市が先月22日に入札情報を公式X(旧ツイッター)に投稿すると、今月22日時点で約46万回閲覧されるなど話題となり、車両の行方が注目されていた。