【ヤクルト】高津監督ぼう然…丸山和郁がフェンス激突で担架退場 塩見泰隆は手術へ
ヤクルト・丸山和郁
セ・リーグのBクラスに低迷するヤクルトにまたもや手痛いアクシデントが発生した。
22日のDeNA戦(神宮)で1―2と1点を追いかける6回の守備だった。二死一、二塁のピンチの場面で宮崎が放った飛球は中堅方向へ。捕球に向かった丸山和郁外野手(24)は、落下地点に向かってバックステップを踏みながら最後はジャンプして打球をグラブに収めたものの、そのままの勢いでフェンスに頭部と背中を激しく打ちつけた。
激突した衝撃でフェンスに跳ね返された丸山和は、頭を抱えたまま仰向けに倒れ込む事態に。ボールはこぼさず3アウトとなって攻守交代となったが、ベンチからはトレーナーらが急行し、丸山和はグラウンドに持ち込まれた担架に乗せられ、一切身動きをとらないままスタッフらの手によって運び出された。
中堅手では11日の巨人戦(神宮)で塩見が走塁中のアクシデントで、左ヒザの前十字靱帯と半月板を損傷したばかり。またもや起きた想定外の事態に、ベンチの高津監督もぼう然とした表情を浮かべるしかなかった。
今季の丸山和は前日21日までに35試合に出場し、打率3割4分4厘、0本塁打、5打点の成績。塩見が離脱した後は主に「1番・中堅」で出場し、この日も3打数1安打をマークしていた。さらなる離脱となればまさに痛恨だが、ヤクルトファンだけでなくDeNAファンからも「丸山」コールが送られたように軽症を祈るしかない。