ドルが対円でさらに上昇、一時160.30円台 38年ぶり高値=外為市場
6月26日、26日の外国為替市場で、ドル/円が約2カ月ぶりに160円台に乗せた。写真は米ドルと日本円の紙幣。2022年9月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)
Nobuhiro Kubo
[東京 26日 ロイター] - 26日の外国為替市場でドルは対円でさらに上げ幅を広げ、38年ぶりの高値となる時160.30円台まで上昇した。日本時間夕方に160円台に乗せていたドル/円は、午後8時過ぎに1986年以来の水準まで上値を伸ばした。
市場では日本政府・日銀による為替介入への警戒が広がっているが、米国の利下げ観測が後退する中、ドルを買う動きが一段と強まっている。160円台に乗せるのは4月29日以来、約2カ月ぶり。このときは160.245円と1990年以来の高値を付けた後、154.4円まで急落し、日本政府・日銀による介入観測が広がった。
ドル/円はこのところ160円に再び接近していたものの、介入警戒から150円台後半の攻防が続いていた。