広島、満田弾で追いつき3戦負けなしで暫定4位浮上…川崎Fはマルシーニョが3戦連発も3試合連続ドロー
kawasaki_hiroshima_02
明治安田J1リーグ第21節の川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島が29日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催された。
前節の湘南ベルマーレ戦を1-1の引き分けで終え、3試合勝利がない15位の川崎Fは同試合から先発メンバーを3人変更。大南拓磨、ゼ・ヒカルド、山内日向汰に代えて、ジェジエウ、瀬古樹、遠野大弥を起用した。
一方、前節のアルビレックス新潟戦を1-1で引き分けるも、2試合負けなしの5位・広島は同試合から先発メンバーを1人のみ変更。ピエロス・ソティリウに代わってドウグラス・ヴィエイラが先発のピッチに立った。
広島が高い位置からプレスをかけ、後方からのビルドアップを図る川崎Fに対して圧力をかける序盤。4分にはボックス右で大橋祐紀がボールを奪い、最後はドウグラス・ヴィエイラがシュートまで持ち込むなど、いきなり川崎Fを脅かす。
それでも徐々に対応する川崎Fが先制点。23分、脇坂泰斗からパスを受けた瀬古がボックス右手前から左足を思い切り良く振り抜くと、ゴール右を狙ったボールは相手DFに当たってディフレクション。これにGK大迫敬介は弾くので精一杯。最後は走り込んでいたマルシーニョが押し込み、ゴールネットを揺らした。
川崎Fに先制を許した広島はその後攻勢を強めようとするが、思うようにチャンスを作れず。後半開始からはドウグラス・ヴェエイラに代えて中島洋太朗を投入する。
対する川崎Fも62分に山田新に代えて小林悠、65分にマルシーニョに代えて宮城天を投入。すると川崎Fは71分、小林と脇坂とのコンビネーションで左サイドの打開を図ったところから、最後はボックス左手前から小林が右足でミドルシュートを放つが、ここはGK大迫に阻まれた。
終盤にかけて積極的に交代カードを切り、攻勢を強める広島は78分、ボックス左外からの満田誠のクロスにニアサイドにピエロス・ソティリウが飛び込むが、GKチョン・ソンリョンに弾かれた。
それでも広島は88分、左サイドでボールを持った満田がエゼキエウとのワンツーでボックス手前に侵攻し、右足を振り抜く。これが相手DFに当たると、ボールはゴール右へと吸い込まれた。
このゴールで広島が追いつき、1-1となった試合はその後最後まで動かず終了。広島は勝ち点1をもぎとり、3試合負けなしをキープして暫定4位に浮上した。一方の川崎Fはまたも勝てず3試合連続ドローとなっている。