阪神は2イニング連続でサヨナラ機を逃す 豊田寛が気迫のヘッドスライディングでつなぐも大山悠輔が凡退
延長十回、ヘッドスライディングで内野安打をもぎとった阪神・豊田寛=甲子園球場(撮影・中島信生)
(セ・リーグ、阪神-中日、11回戦、26日、甲子園)阪神は九回に続いて延長十回も得点圏に走者を置いたがサヨナラのチャンスを生かせず。代打で出場した豊田寛外野手(27)が気迫あふれるヘッドスライディングで内野安打を勝ち取ったが、2死一、三塁で大山悠輔内野手(29)が三ゴロに倒れた。
十回2死走者なしから中野がこの日初安打となる右中間二塁打を放ち、一気に一打サヨナラの場面を演出する。代走から右翼に入っていた植田の打順で、岡田監督は代打・豊田を告げた。豊田が放った当たりは二塁キャンバス方向へのゴロとなり、二塁・田中が懸命に処理したが、豊田はがむしゃらに頭から一塁ベースへと飛び込んでいた。2死一、三塁となって甲子園が大いに盛り上がり、打席には4番-。しかし、この場面で大山はボテボテの三ゴロに…。九回に続いて十回も、サヨナラのチャンスを逃してしまった。