古江彩佳が4連続トップ10で五輪代表に前進 復調・渋野日向子の最終順位は?【米女子ゴルフ】
次週メジャーで「耐えながら自分らしいプレーができれば」
◆米国女子プロゴルフ<マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 6月13~16日 ブライズフィールドCC(ミシガン州) 6638ヤード・パー72>
古江彩佳が4試合連続トップ10入りを果たした。
4バーディー、ノーボギーと持ち前の安定感を見せた古江彩佳 写真:Getty Images
米女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック」最終日(現地時間16日)、首位に9打差の通算8アンダー19位で臨んだ古江は、安定したショットでスコアを伸ばしていく。
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4番パー5で最初のバーディーを奪うと、5番もバーディー。2つ目のパー5となる8番でも手前10メートルに2オンしてバーディーを重ねていく。バックナインに入ってからは少し勢いが衰えたが、17番で4つ目のバーディー。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、8位タイで大会を終えた。
「今日は風もそこそこ強い中、ノーボギーで上がれたのはよかったです。チャンスにつけれたところで逃したのもあったのは悔しいけど……」と振り返りながらも笑顔を見せる。パリ五輪の代表争いがし烈さを増す中、4試合連続、今季8度目のトップ10入り。自分のプレーをしっかりと貫き、どっしりと構えている。
次週は五輪代表決定前の最後の試合となるメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(20~23日、ワシントン州・サハリ―CC)。「難しいコースだと思うので、耐えながら自分らしいプレーができれば」と笑顔で語る古江の強さは本物だ。
出入りの激しいゴルフながら踏ん張ったのが西村優菜だ。5バーディー、4ボギーで迎えた16番パー4で痛恨のダブルボギー。それでもくじけることなく攻め続け、最終18番で6つ目のバーディーを奪う。通算9アンダー25位タイの結果に「昨日に引き続きいいショットは打ててたけど、風の読み違いやクラブのジャッジミスが多かった」と振り返った。
全米女子オープン以来、復調気配が漂う渋野日向子は、2バーディー、3ボギーで33位タイから41位タイに後退。「伸ばしたかった1日ですけど、こういう結果に終わりました」と唇をかんだ。好調さゆえの疲労には「うれしいことなんで仕方ないかと思います」と話し、次週以降に期待をつなげている。
西郷真央は通算7アンダー34位タイ。勝みなみ、吉田優利は予選落ちしている。
優勝争いは、今季限りでの引退を宣言しているレクシー・トンプソン(米)、前日5打差首位だったグレース・キム(豪)、この日7バーディー、ノーボギーの猛攻を見せたリリア・ヴ(米)の3人が通算16アンダーでプレーオフに突入。3ホール目でバーディーを奪ったヴが、通算5勝目を飾った。
e!Golf編集部