「今永昇太は全くすごいの一言」米解説者はうなりっぱなし「クレージーだ。14試合に先発しているのに、3失点以上が1試合しかない」
7勝目を挙げた今永昇太(AP)
◇15日(日本時間16日)MLB カブス5―1カージナルス(シカゴ)
カブスの今永昇太投手(30)は、地元のカージナルス戦に先発。同地区ライバルとの初顔合わせはメジャー自己最多の103球で7イニングを4安打1失点に抑え、7勝目(1敗)を挙げた。無四球で6三振を奪い、防御率1・89はメジャー全体で3位。
カブスの鈴木誠也外野手(29)は「5番・右翼」で3打数2安打、1四球1得点だった。
「今永昇太は全くすごいの一言だ。もうシーズン中盤で打者も対戦相手も対策を講じてきているのに、それを感じさせない」とは、2003年の元新人王左腕、米放送局FOXスポーツの『D―トレイン』ことドントレル・ウィリス解説者。
通算284本塁打のエリック・キャロス解説者は「スプリットをストライクから打てないボールゾーンにきっちり投げられるのもすごいが、腕の振りが直球と変わらないんだ。しかもクレージーなことに、もう14試合に先発しているのに3失点以上が1試合しかないときている」とした。
通算233本塁打、試合中継局マーキーSNのクリフ・フロイド解説者は「きょうはショータのショーだった」とキッパリ。「やることの全てに集中しきっていた。とにかくマウンドで落ち着いていて、クールで冷静だった。悪いときでも修正できるのが強みだ。前回登板もシンシナティ(敵地でのレッズ戦)で修正し、そのまま今回に持ち越してシーズン序盤のような快投をしてくれた。とにかく見ていて楽しいね」と頰を緩めた。(写真はAP)