山本由伸が28球で緊急降板、異変感じさせる遅い球速…前回は106球の力投
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの山本由伸は15日(日本時間16日)、本拠地ロサンゼルスでのロイヤルズ戦に先発したが、右上腕の張りのため、2回で緊急降板した。被安打1、球数は28球だった。これまでの登板に比べ、直球の球速が遅く、何らかの異変を感じさせる投球だった。
ストレッチをしながらベンチに引き上げる山本由伸(15日)=AP
前回登板の7日のヤンキース戦では、自己最多の106球を投げて7回無失点。勝敗はつかなかったものの、ア・リーグ東地区首位を走るヤンキースの強力打線を抑え、注目を集めた。山本は主に中5日の間隔で登板しており、予定通りなら13日に先発するはずだった。ロバーツ監督は予定から2日ずれたことについては、「彼は(体調は)大丈夫だ。(調整に)余分に時間を与えただけだ」と説明していた。
山本はこの日を含めて14試合に先発し、6勝2敗、防御率2・92だった。