【ソフトバンク】山川穂高「何歳になってもスピン効いた球」、和田毅「すごい打線の中で」両雄たたえ合う
ヒーローインタビューを終え、ポーズをとる山川穂高(左)と和田毅(カメラ・渡辺 了文)
◆パ・リーグ ソフトバンク12―0楽天(22日・京セラドーム大阪)
首位のソフトバンクが連夜の大勝で今季2度目の6連勝。貯金を最多の19に更新した。2位の日本ハムが勝利したため6ゲーム差は変わらなかったが、これで29勝10敗2分け。143試合換算なら101勝35敗7分けペースで、プロ野球史上初のシーズン3ケタ勝利も射程圏に収まった。
前日のみずほペイペイでの同カードも21―0の記録的勝利。2日で33得点は、03年9月13、14日のオリックス戦(ヤフーBB)での13点、20点以来、11年ぶりの出来事。球界の常識として、前夜に「あした(22日)は点が入らない」と予想していた小久保裕紀監督も「見事に外れました」とうれしい誤算に笑顔を見せていた。
ヒーローは2発5打点の山川と、7回3安打無失点で2勝目を挙げた和田。オフに山川が西武からFA移籍した際には、和田の名が人的補償選手として取りざたされたこともあった。
山川はレジェンド左腕について「バッターの反応を見ていると、何歳になってもスピンの効いた球なんだろうなと思いました」。和田も「すごい打線の中で野球をやれているんだなと思いました」。お立ち台で両雄の笑顔が交差した。