宇都宮市役所前にある“あのアート”よみがえる 初めての修復、朱色鮮やかに
修復されたアート作品「親和帯」
あの朱色がよみがえった-。宇都宮市役所の正面玄関前に設置されているアート作品「親和帯」が修復された。塗装が劣化していたが、鮮やかな姿を取り戻した。
現代金属彫塑の清水九兵衛(きよみずきゅうべい)さん(1922-2006年)が制作。縦3メートル、横16メートルと、縦横3メートルの二つのパーツで構成されている。
1986年の設置以来、修復は初めてで2カ月半ほどかかった。清水さんの元助手の藤岡五郎(ふじおかごろう)さんが関わった。市管財課は「べた塗りではなく微妙に表現された朱色をぜひ見てほしい」としている。