山口県内各地で激しい雨 周南で186ミリ、山口で床上床下浸水5棟
大雨で冠水し通行止めになった道路=2024年7月1日午前8時58分、山口県下関市安岡町3丁目、全日写連弘中輝夫さん撮影
活発な梅雨前線の影響で、山口県内は1日、非常に激しい雨が降った。下関地方気象台によると、1日午後5時発表の24時間降水量(1日の最大値)は周南市鹿野で186.5ミリとなり、7月観測史上最大を記録。美祢市東厚保で185ミリ、岩国市広瀬で176ミリ、同市羅漢山と山口市山口で171.5ミリを観測した。
山口市によると、市内で床上浸水2棟、床下浸水3棟が確認された。県によると、同日午後5時34分までに、県内で最大101世帯の159人が避難した。
宇部市や下関市内の県道や市道の一部で道路が冠水し、通行止めとなった。
JR西日本によると、県内の岩徳線、山口線、宇部線、小野田線、山陰線(滝部―下関)は始発から運転を終日取りやめた。山口線は2日も始発から運転を見合わせるという。(向井光真)