首相の総裁選出馬は「わからない」 最側近の木原氏が発言

フィリピンのディオクノ財務相らの表敬訪問を受け、記念写真に納まる岸田文雄首相。後方左は木原誠二官房副長官=2023年8月28日午前11時38分、首相官邸、上田幸一撮影

　自民党の木原誠二幹事長代理は28日放送のTBSのCS番組で、岸田文雄首相の総裁選への対応について問われ、「わからない」と答えた。

　首相の最側近である木原氏は番組内で、首相の総裁選出馬の可能性について「何ともよくわからない。課題をしっかり一つ一つ取り組んで結果を出していくという強い意志は感じるが、それ以上のことは現時点で特に私は感じていない」と話した。

　首相は21日の記者会見で「道半ばの課題がある」「気力は十分みなぎっている」などと発言し、秋の総裁選への出馬に意欲を示した。一方、実際に出馬するかどうかについては、「先送りできない課題に専念しなければならない」と慎重な言い回しに終始していた。（佐藤瑞季）