日本株反発へ、経済指標減速で米国の利下げ期待-米討論会控え様子見
An electronic stock board in Tokyo, Japan, on Thursday, Oct. 29, 2020. Japanese stocks pared losses after the Bank of Japan’s policy decision and as U.S. futures bounced back following a global equity rout.
(ブルームバーグ): 28日の東京株式相場は反発する見込み。米国で発表された一連の経済指標が景気減速を示したことで利下げ観測が強まり、投資家心理が改善する。金利低下が好感される不動産株に加え、有利子負債の多い陸運株などの銘柄などに買いが入りそうだ。
一方、日本時間きょう午前10時から米大統領選の討論会が開かれる。米政治を巡る不確実性は相場の重しとなりやすい。
バイデン・トランプ両氏直接対決、24年大統領選初回討論前の予習復習
米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は3万9570円と、大阪取引所の通常取引終値(3万9410円)に比べ160円高米国株は小幅続伸-米10年債利回りは4.29%と4ベーシスポイント低下 |
市場関係者の見方
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト
小幅高となった米国株やCMEの日経平均先物が上昇したことを受けて、日本株も小幅に上昇しそうだ米国市場で金利低下が好感される銘柄が買われているが、前向きな上昇には見えず、日本市場でも買い一巡後は横ばいの展開となるだろう注目度の高い米討論会ではどのような議論が交わされるのか読めないところがあり、午前の取引では投資家は様子見姿勢を強めやすい
背景
米失業保険継続受給者、21年末以来の高水準-失業期間が長期化米コア資本財受注、今年最大の減少率に並ぶ-企業の慎重姿勢示唆【要人発言】年内あと1回のECB追加利下げを見込む-カジミール氏けさのドル・円相場は1ドル=160円台後半で推移、前日の日本株終値時点は160円40銭前日の海外市況はこちらをご覧ください
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