山田昌さん死去、94歳 名古屋弁が話せる女優としてNHK連続テレビ小説や「名古屋嫁入り物語」などで活躍
山田昌さん
名古屋弁が話せる女優としてドラマや舞台で活躍した山田昌さんが16日、肝細胞がんのため名古屋市昭和区の老人ホームで死去したことが分かった。94歳。愛知県出身。
1949年にNHK名古屋放送劇団に入団。1985年には夫の天野鎮雄さん(2023年に87歳で死去)らと劇団「劇座」を結成、付属の俳優養成所で後進の育成につとめた。
NHKの銀河テレビ小説シリーズで名古屋放送局制作ドラマの主演を務めたほか、連続テレビ小説「おしん」「はね駒」「君の名は」「純情きらり」などに出演し、大河ドラマ「真田丸」では豊臣秀吉の母・なか役を務めた。また、1989年から放送されたフジテレビ系ドラマ「名古屋嫁入り物語」シリーズでは植木等とともに花嫁の両親役を務めた。数々の舞台やドラマ、テレビCM、ナレーションなど幅広く活躍した。