鮮やかアヤメ城跡彩る 宮城・多賀城であやめまつり始まる
満開を迎えたあやめ園
第34回多賀城跡あやめまつり(実行委員会主催)が15日、宮城県多賀城市市川の国特別史跡「多賀城跡」内にあるあやめ園で始まった。
約2.1ヘクタールの園内で、東北随一の品種数を誇るハナショウブやカキツバタなどのアヤメ科計800種300万本が鮮やかな花を咲かせている。来園者はゆったりと散策し、花びらの色の深さや形の違いを見比べて楽しんだ。
20年ぶりに訪れた仙台市宮城野区の主婦千葉淑子さん(71)は「きれいに手入れされていて素晴らしい。満開の花も心地よい風も最高で、来て良かった」と笑顔で話した。
会場には出店が並び、16日は多賀城と交流がある奈良市や福岡県太宰府市の特産品を販売。多賀城創建1300年を記念したスタンプラリーも実施している。
まつりは21日までで、入園無料。駐車場は乗用車300円、バス3000円の協力金を求める。連絡先は史都多賀城観光案内所022(364)5901。