【広島】打った!走った!V犠飛! 若鯉3人が躍動し交流戦2年連続5割以上が確定
来日初セーブを挙げたハーン(中央)を中心に喜ぶ広島ナイン(カメラ・頓所 美代子)
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天0ー1広島=延長11回=(14日・楽天モバイルパーク宮城)
新井監督の期待に若ゴイが応えた。0―0の延長11回1死三塁、矢野が決勝の右犠飛。ベンチには代打の切り札・松山もいた。指揮官は「しびれる場面を経験してもらいたかった。矢野っ! 何とかしてみろ! と思って見ていて、何とかしましたね」とうなずいた。
直前には、羽月が三盗で重い扉をこじ開けた。無死一塁から代走。犠打で二進した足のスペシャリストは「タイミングが合った」と捕手が送球できない完璧な“神三盗”。直後、矢野は「三振ではなく“事”を起こせたことが一番良かった」と2戦連続勝利打点だ。その11回、起点は21歳・二俣の先頭安打で「本当に若い選手が成長してくれているなと感じるゲームだった」と指揮官。3カード連続初戦白星で今季最多タイ貯金7。交流戦2年連続5割以上が確定し、同7年ぶり勝ち越しにも王手。2位・阪神と今季最大3ゲーム差に広げた。(畑中 祐司)