経営再建中の山形屋 鹿児島銀行から取締役迎える人事案承認 鹿児島
経営再建中の山形屋 鹿児島銀行から取締役迎える人事案承認 鹿児島
6月13日、鹿児島市の老舗百貨店・山形屋の株主総会が開かれ、新たに鹿児島銀行から取締役を迎える人事案などが承認されました。
山形屋は業績が悪化したことから、私的整理の1つである事業再生ADR制度を活用し、現在、経営再建に取り組んでいます。
山形屋によりますと、13日開かれた株主総会には株主のうち43人が出席し、岩元純吉会長がADRに至った経緯を説明したということです。
そして、国分山形屋や川内山形屋など、関連する6社が8月1日付で山形屋に合併されることやスピード感を持って業務に専念するため、執行役員制度を導入することなどが提案され、いずれも承認されたということです。
また、今回の人事で取締役常務執行役員に、鹿児島銀行融資部の主任調査役、新福幸大さんを迎え入れることも発表されました。
山形屋が外部からの取締役を迎えるのは創業以来、初めてだということです。
これについて山形屋は「経営改善に向けた取り組みに関して、外部の目線も踏まえつつ貢献していただけるものと期待しております」とコメントしています。