甘い香りで森林浴 約800株のササユリ週末から見ごろ
甘い香りで森林浴 約800株のササユリ週末から見ごろ
三重県亀山市楠平尾町にあるササユリの里では、地元保存会のメンバーが大切に守っている自生のササユリの花が開花し、23日から一般に公開されます。
このササユリはもともとこの地区の山林に自生していましたが、戦後に荒廃し、2002年から地元の保存会が整備を行ってササユリを増やしてきました。
ピンク色のササユリのほか、近くの谷から移植した白いササユリもあり、今年は約800株につぼみがついていて、例年より一週間程早い5月20日から花がほころび始めました。
5月25日頃から一週間程が一番の見頃となる見込みで、晴れの日よりも少し曇り気味のほうがユリの香りが増すそうです。
楠平尾ササユリ保存会の関喜照会長は「ササユリの甘い香りと森林浴を楽しんでください。お待ちしております」と話していました。
このササユリの里は「かめやま生物多様性共生区域」に認定されていて、今の時期は山アジサイの一種の「コアジサイ」や白いブラシのように見える「シライトソウ」も見ることができます。
亀山市楠平尾町にあるササユリの里は6月4日(火)まで開園しています。