【ジブリ】人気作品ランキングを紹介!『君たちはどう生きるか』発売記念
【ジブリ】人気作品ランキングを紹介!『君たちはどう生きるか』発売記念
7月3日よりついにファン待望のジブリ映画最新作『君たちはどう生きるが』のBlu-ray&DVDの販売&レンタルがスタートする。そんな『君たちはどう生きるか』のリリースを記念して、TSUTAYA店頭販売とレンタル、TSUTAYA DISCASの宅配レンタル数を元に集計した歴代ジブリ作品の人気ランキングを紹介! お気に入りのタイトルが何位にランクインしているか確認してみよう。
今回お届けするのはTSUTAYA店頭での販売数とレンタル数に、店頭でのレンタルと自宅に届けてポストに返却できる宅配レンタル『TSUTAYA DISCAS』を加えて集計したジブリの歴代劇場公開作品全25タイトルのランキング。レンタル要素が加わったことで一般的な人気ランキングとはひと味違う順位になっているのがこのランキングのポイントといえるだろう。また、後半では販売&レンタル合計に、観客動員数とTV放送を加えて集計した独自の人気ランキングも作成しているので併せて紹介しよう。
まずは、11位から25位までのレンタル集計ランキングを紹介しよう。
11位:耳をすませば
12位:借りぐらしのアリエッティ
13位:紅の豚
14位:ゲド戦記
15位:風立ちぬ
16位:平成狸合戦ぽんぽこ
17位:コクリコ坂から
18位:火垂るの墓
19位:おもひでぽろぽろ
20位:海がきこえる
21位:思い出のマーニー
22位:かぐや姫の物語
23位:ホーホケキョ となりの山田くん
24位:アーヤと魔女
25位:レッドタートル ある島の物語
販売数では9位だった『紅の豚』だが、レンタルランキングが奮わず最終順位は13位に。『耳をすませば』も販売数では10位、レンタル数でも11位と健闘したが、上位陣の壁は高くトップ10には入れなかった。誰もが知るタイトルであってもこの順位となってしまう、ジブリ作品の層の厚さはさすがといったところ。
興行収入120億円超えの『風立ちぬ』は15位にランクイン。航空機への造詣の深さで知られる宮崎駿の本領発揮といった作品ではあるものの、TSUTAYAのレンタルでは子供と一緒に家族で楽しめる作品の人気が高く、『風立ちぬ』や『紅の豚』、『ゲド戦記』、『火垂るの墓』といった大人に刺さる系の作品は順位が抑え目になっているようす。『君たちはどう生きるか』も子供向けとは言い難い内容ではあるので、今後、ランクインするであろう順位が気になるところだ。
『思い出のマーニー』や『かぐや姫の物語』も順位は低いが、もっと評価されていいタイトルといえるだろう。『思い出のマーニー』はマーニーを米林宏昌監督、杏奈を作画監督の安藤雅司が主に作画を担当するなど、ジブリ初のダブルヒロインが描かれた作品。コントラストの違う二人のヒロインの触れ合いが繊細に表現されているので、そんなドキドキした感覚をぜひ味わってもらいたい。
高畑勲監督の遺作にもなった『かぐや姫の物語』だが、一枚絵のスケッチを彷彿させる美しい絵が動いていく映像美は、まさに圧倒的。「竹取物語」を原作に展開される物語の行き着く先にある、クライマックスの光景を心に刻んでほしい。
続いて1位から10位までのトップ10をお届け!
1位:となりのトトロ
2位:千と千尋の神隠し
3位:もののけ姫
4位:魔女の宅急便
5位:ハウルの動く城
6位:天空の城ラピュタ
7位:崖の上のポニョ
8位:猫の恩返し
9位:ギブリーズ episode 2
10位:風の谷のナウシカ
TSUTAYA、TSUTAYA DISCAS調べのランキング1位の栄冠は『となりのトトロ』に輝くことになった。自然に囲まれた田舎の風景を舞台に、サツキとメイの姉妹と奇妙な森の中に住むトトロやネコバスなど不思議な生き物たちの交流が描かれた本作は、1988年の劇場公開から35年以上経ったいまでも幅広い世代に支持され続けている。
2位を獲得したのは『千と千尋の神隠し』。2001年の日本公開時の興行収入は316.8億円(リバイバル含)と『タイタニック』を抜いて、日本歴代興行収入第1位を達成。2021年に404.3億円を記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に抜かれるまで、20年の長きに渡って国内興行収入首位の座を守り続けた。2022年には舞台化もされ、ロンドン公演も大盛況と日本国内だけでなく、世界的な知名度を誇る人気作品となっている。
3位はジブリ歴代興行収入2位で1997年公開の『もののけ姫』が入ることに。それまでは1992年の『紅の豚』が47.6億、1994年の『平成狸合戦ぽんぽこ』が44.7億といったジブリ作品の興行収入の上位となっていたが、『もののけ姫』は201.8億と破格の大ヒットを記録。続く『千と千尋の神隠し』の成功もあり、以降ジブリ作品は国民的人気作としての地位を確立することになった。
4位の『魔女の宅急便』、6位の『天空の城ラピュタ』、10位の『風の谷のナウシカ』など金曜ロードショーの常連作品が並んでおり、夏休みや冬休みなど学校の長期休暇の時期に家族と一緒にTVで見たという人も多いはず。これら80年代の作品と一緒に2000年代に公開された『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』、『猫の恩返し』といった作品もトップ10内にズラリと並んでいるのがジブリ作品の特徴。約40年にわたってヒット作を世に生み出し続けることで、世代を超えて愛されているジブリ作品のすごさを改めて実感できるランキングとなった。
ちなみに『ギブリーズ episode 2』は『猫の恩返し』と同時上映された作品。2作品でパッケージされて販売&レンタルがされており、『猫の恩返し』と並んで一緒にカウントされた結果、集計の関係で棚ぼたで9位に入ることになったようだ。
また販売数&レンタル合計に、観客動員数とTV放送を加えて集計した独自の人気ランキングも作成。こちらでは観客動員数2350万人突破の『千と千尋の神隠し』が他を圧倒して1位に。2位は『もののけ姫』、3位には『ハウルの動く城』、4位に『崖の上のポニョ』と観客動員数1000万人以上の作品が上位を席巻。反対にTSUTAYAの販売数&レンタル数で首位だった『となりのトトロ』は劇場公開された当時の観客動員数が低く、興行時の不振を反映して8位に陥落。ジブリ作品初のヒット作になった『魔女の宅急便』も上位作品にかなわず10位にランクイン。代わりに12位だった『借りぐらしのアリエッティ』が6位、『風立ちぬ』が5位、『ゲド戦記』が10位に上昇。これらはジブリ作品の観客動員数トップ10に入っていることから一気に順位をひっくり返したようだ。
1位:千と千尋の神隠し
2位:もののけ姫
3位:ハウルの動く城
4位:崖の上のポニョ
5位:風立ちぬ
6位:借りぐらしのアリエッティ
7位:となりのトトロ
8位:猫の恩返し
9位:魔女の宅急便
10位:ゲド戦記
11位:天空の城ラピュタ
12位:耳をすませば
13位:紅の豚
14位:風の谷のナウシカ
15位:平成狸合戦ぽんぽこ
16位:コクリコ坂から
17位:おもひでぽろぽろ
18位:かぐや姫の物語
19位:火垂るの墓
20位:思い出のマーニー
21位:海がきこえる
22位:ホーホケキョ となりの山田くん
23位:ギブリーズ episode 2
24位:アーヤと魔女
25位:レッドタートル ある島の物語
今回紹介してきた歴代の劇場ジブリ作品に、新たに加わるのは2023年に公開された『君たちはどう生きるか』。宮﨑駿監督が10年振りに世に送り出したスタジオジブリの長編アニメーション。『風立ちぬ』で表明した長編作品からの引退を撤回して制作に取り組んだ作品で、宮崎監督の心の中に残るかつてを日本を舞台に、自身の少年時代と重ね合わせて綴られる自伝的ファンタジーとなっている。
”宣伝をしない”宣伝が話題となって、劇場は連日満員の大盛況となり、国内の興行収入は93億円、観客動員数は626万人を突破。ジブリ作品としては『ゲド戦記』を抜いて歴代7位の記録となる。海外興収も好調で、全世界32ヶ国で上映され、世界興収は約410億円(4月19日現在)。北米では『借りぐらしのアリエッティ』、中国では『千と千尋の神隠し』が持っていたジブリの興行収入最高額を塗り替えるなど世界的な大ヒット映画となった。
1月には第81回ゴールデングローブ賞では日本作品で初めて最優秀長編アニメーション映画賞、2月には英国アカデミー賞のアニメーション映画賞を授賞したのに続いて、3月には米映画界最大の祭典となる第96回アカデミー賞の長編アニメーション賞を授賞。アカデミー賞長編アニメーション賞授賞は2003年に『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶり二度目の快挙と、まさに日本アニメ史上に燦然と輝く歴史的作品となった。
そんな『君たちはどう生きるか』のTSUTAYA店頭販売&レンタルとTSUTAYA DISCASでの宅配レンタルは7月3日(水)からついにスタート! 劇場で味わった感動を再び自宅でも味わえることができるだけでなく、友人や家族たちと一緒にワイワイ騒ぎながら鑑賞したり、映像の細部まで詳しくチェックして自分なりの考察を深めたりと、自宅だからこそ出来る楽しみを堪能してみてほしい!