お帰り!大勢 復帰の巨人守護神が首位広島相手に全19球直球勝負で無失点、64日ぶり8セーブ目
<巨・広12>9回、小園を内野フライに打ち取り小林と抱き合う大勢(撮影・篠原岳夫)
◇セ・リーグ 巨人3―2広島(2024年6月30日 東京D)
巨人の守護神・大勢投手(25)が30日に出場選手登録され、同日の広島戦(東京D)に6番手として登板。安打と連続四球で2死満塁のピンチを招くも無失点で切り抜け、今季8セーブ目をマークした。
3―2とわずか1点リードで迎えた9回、久々のマウンドへ向かった。
1軍での登板は、右肩に違和感を訴えて緊急降板となった5月3日の阪神戦(東京D)以来58日ぶり。小林とのバッテリーとなった。
すると、最初に打席へ迎えた石原を初球の156キロで左飛に仕留めて1死。続く代打・羽月は初球159キロのあと、一度は2球目の158キロで一ゴロに打ち取ったものの、広島のリクエストによる審判団のリプレー検証で判定が覆って安打となった。
それでも秋山は157キロ、156キロ、158キロで3球三振。2死一塁までこぎ着けた。
しかし、ここから野間、上本を連続四球で塁に出して2死満塁。打席に4番・小園というしびれる場面を迎えた。
それでも大勢はひるまない。157キロ、157キロ、156キロ、158キロで最後は捕邪飛に。
結局、投じた19球全てが150キロ台後半の直球という内容で無失点に抑え、4月27日のDeNA戦(横浜)以来64日ぶりとなる今季8セーブ目を挙げている。