朝ドラ「虎に翼」“84点”優未(竹澤咲子)を褒めない寅子(伊藤沙莉)に反応さまざま「まずはほめよう」「8の表記に違和感」「何かの伏線?」
連続テレビ小説「虎に翼」の登場人物、佐田優未(竹澤咲子)(C)NHK
女優の伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」の第68話が3日、放送され、テストで「84点」を取ったヒロインの娘、佐田優未(竹澤咲子)に注目が集まり、SNSに視聴者からさまざまな反応が寄せられた。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉がヒロインで優未の母である寅子役を演じている。ドラマは現在、第14週「女房百日 馬二十日?」(第66~70話)が放送されており、この日の放送で、相変わらず忙しい日々を送る寅子が、いつもより早く仕事を切り上げ帰宅すると、机に向かっていた優未が「これ見て」と言いながらうれしそうに84点と書かれた算数のテストを差し出した。しかし寅子は優未をほめることなく、「間違えた部分はきちんと復習して勉強するのよ。そうしたら次は100点だから」と助言するのみ。一瞬うつむいた優未は母を見つめ「はいっ!」と元気よく返事をしたが、一緒にいた寅子の弟、直明(三山凌輝)は心配そうに優未を見つめた。
(手前)佐田寅子(伊藤沙莉)、(奥)佐田優未(竹澤咲子)(C)NHK
翌朝、寅子は月経の影響で寝床から起きることができなかった。すると優未が「お母さん、いってきます」と声をかけた。忙しい寅子にとって、朝だけが優未と触れ合うことができる時間。慌てて起きようとする寅子だったが、優未は「お姉さんだから送ってくれなくて平気」と平静を装い部屋を出て行き、心配する直明に「だって優未とじゃ(お母さんは)キラキラしないから」とつぶやいた。
視聴者からは、2人のやりとりにさまざまな声が声が寄せられた。まず84点を取ったことをほめなかった寅子に多くの視聴者が不満だったようで、SNSには「まずはほめようよ」「ほめられずに育つと自己肯定感低い人間になるんだよ」「ほめずにダメ出しだけされると子供としてはつらいんだよ…」「直言パパは『えらいぞ~トラ』って言ってたくさん認めてくれてたのに」「優三さんなら褒めてくれた」などの声が殺到。情報番組「あさイチ」(総合)の「朝ドラ受け」でも、このシーンは話題になり、MCの鈴木奈穂子アナウンサーが「私はもう優未ちゃんが…寅子、もう少し気づいてあげて」と両手を握りながら悲痛な顔を浮かべ、「(私なら)褒めます。褒めます」と訴えた。
一方、「84点」という表記に違和感を抱いたという視聴者もおり、「8の表記が少し…」「3を8に変えた?」「これが何かの伏線になっている?」というコメントも散見された。