さよなら「野毛山の王子」 インドライオンのラージャーが死ぬ
インドライオンの「ラージャー」=野毛山動物園提供
【神奈川】野毛山動物園(横浜市西区)は30日、オスのインドライオン「ラージャー」が死んだと発表した。16歳で、死因は腎不全という。同日朝、飼育員が死んでいるのを見つけた。
園によると、2008年に同市旭区のよこはま動物園ズーラシアで生まれ、14年に野毛山動物園にやってきた。ラージャーは「王子」を意味するといい、来園者からは「野毛山の王子」と呼ばれ、人気を集めていたという。
4年ほど前に腎機能が低下していることが判明。治療を続けていたが、昨年に慢性腎不全となっていた。5月ごろには腎機能の値がさらに悪化していた。お別れの会などは未定という。(良永うめか)